酒気帯びで80キロ走行 下関の小学校教頭を懲戒免職 県教委が3件の処分発表
県教育委員会は、小学校の教頭や教員など3人の懲戒処分を発表しました。
うち1人は、飲酒後に80キロ運転し免職処分となっています。
懲戒免職処分となったのは、下関市の桜山小学校の男性教頭(48)です。
教頭は、ことし3月、長門市内の飲食店でおよそ5時間にわたりビールジョッキ6杯程度を飲酒したのち、運転代行業者の運転で一度は帰路についたものの、途中から自身で運転。
駐車中の乗用車に衝突する物損事故を起こしたのち、およそ80キロ走行して帰宅し翌日、自宅を訪れた警察がドライブレコーダーの映像を確認するなどして当時の状況が判明しました。
本人は「記憶がなく、事故を起こしたことも運転したことも覚えていない」ということです。教頭は、飲酒運転で検挙され罰金の略式命令を受けています。
この他、下関西高校の57歳の男性教諭は、去年8月からおよそ1年の間に自身が担当していた「教職員野球大会」の会計や同僚の親睦会費からおよそ39万円を横領したとして停職6か月の処分となっています。
さらに県立高校再編整備推進室の47歳の男性主査は、公用車を家族の送迎など私的な目的で34回使用したとして、減給10分の1、3カ月の処分を受けています。
今年度、県教育委員会で懲戒処分となったのは今回の3件が初めてです。