山口県知事選 平和団体役員の大久保雅子氏が出馬表明
来年2月の県知事選挙に平和団体の役員などを務める大久保雅子氏が出馬することを表明しました。
(大久保雅子氏)
「税金も高くなり、貯金もできない。そういう苦しさの中にいる1人としてそれを変えるという声をあげていく」
大久保雅子氏は山口市出身の61歳。
「原水爆禁止山口県協議会」の役員を務めていて自らが事務局員を務める市民団体「市民連合@やまぐち」から打診を受け、出馬を決めたということです。
大久保氏は、現在の県政について「県民の声を聞いていない」と批判。
選挙戦では上関町で計画されている原発や使用済み核燃料中間貯蔵施設の建設、また米軍岩国基地の機能強化などに反対の姿勢を明確に打ち出すと共に生活者により近い目線で労働環境や生活の問題に取り組みたいとしています。
無所属での立候補を予定していますが、「市民連合@やまぐち」は共産党、社民党などの野党に支援を依頼したということです。
任期満了に伴う県知事選挙は来年2月8日投開票で、これまでに、現職で4回目の当選を目指す村岡嗣政氏と元自民党会派の県議会議員有近眞知子氏が立候補を表明しています。