■県内初の「億ション」誕生! 最上階で2億5000万円台【徳島】(徳島県)
徳島市に2027年に完成予定の分譲マンション、最上階の2戸はなんと2億5000万円台と、県内初の億ションです。
すでに一部は買い手がついているというこの億ション、背景や狙いを佐々木さんが取材しました。
■場所は徳島中央公園近く
(佐々木記者)
「JR徳島駅から徒歩11分、側には徳島中央公園がある徳島市徳島町で、現在建設中のマンションなんですが」
「実は、県内で初めての億ションなんです」
■最上階が2億5000万円台
穴吹工務店が手掛ける分譲マンション「ザ・サーパス徳島町」、14階建てで49戸あります。
最上階の2戸はなんと2億5000万円台、県内で初めて1億円を超える部屋がある、いわゆる億ションです。
■一戸はすでに契約済み
(ザ・サーパス徳島町・橋知寛 プロジェクトマネージャー)
「現在は約半数ご契約いただいている状況、最上階の部屋(億ション)は2つあるが1つは契約いただいている」
(記者)
「どういう方が(このマンションに)興味を示しているのか」
(ザ・サーパス徳島町・橋知寛 プロジェクトマネージャー)
「家族形態で言うと40〜50歳代のご夫婦お2人のご家族」
問い合わせのほとんどは、県内在住の方からというこのマンション。
でも、一体なぜ億超えになったのでしょうか。
(ザ・サーパス徳島町・橋知寛 プロジェクトマネージャー)
「徳島町という場所だからという所もありますし、建築費が昨今、高騰しているという点もあります」
■モデルルームでイメージ膨らむ
2年後の7月に完成を予定しているマンション。
その一室をイメージした部屋を見せてもらいました。
(記者)
「広いこちらはリビングですか、どのくらいの広さなんでしょう」
(ザ・サーパス徳島町・橋知寛 プロジェクトマネージャー)
「約21畳ございます」
間取りは2LDKと3LDKの6タイプ、価格は4600万円台から中心価格帯は7000万円台です。
最上階の2戸はキッチンや浴室、洗面化粧台などが、ワンランク上の仕様になっています。
■部屋からの眺めは…
特徴の一つは部屋からの眺め。
全49戸が徳島中央公園向きになっています。
(ザ・サーパス徳島町・橋知寛 プロジェクトマネージャー)
「一番の売りになっている徳島中央公園と眉山の眺め、人工物でない緑自然の緑を楽しめる点が好評いただいている」
■地方に次々と「億ション」
県内にこれまでになかった億超えの部屋があるマンションですが、実は近年、地方に億ションが誕生するケースが増えてきていると言います。
(LIFULLHOME’S総研・中山登志朗 副所長)
「この10年間で、ローカル億ションというような、地方圏でも1億円を超える物件がどんどん増えてきて」
「われわれライフルホームズの調査によると、全国47都道府県のうち35の都道府県で、すでに億ションの供給が認められる」
「徳島県は『36番目』の億ションの供給が行われる県ということになる」
■「ローカル億ション」が増える理由は?
(記者)
「そのローカル億ション、なぜそういったものが生まれるようになったんでしょうか」
(LIFULLHOME’S総研・中山登志朗 副所長)
「住生活住文化が日本でも成熟してきて、マンションは自然災害にも強い建物も頑丈にできていますし、規模も大きいですよね」
「防犯・防災の点でも注目される、後はいわゆる節税対象」
「高額な物件を買っておいた方が、相続税対策になると考える方が購入するケースが増えてきている」
この他、土地の価格の上昇や資材価格の高騰建設業界の人手不足なども影響しているといいます。
■「億ション」で徳島は変わる?
(記者)
「億ションが建つことで、徳島県にどんな影響が想定される?」
(LIFULLHOME’S総研・中山登志朗 副所長)
「高級物件が立つと、その周辺のエリアでみなさん生活し始める」
「商業と住宅地の混合が行われて、地域経済の活性化に寄与すると思う」
「最初に分譲される億ションが、好調のうちに販売が終了するかが、大きなポイントになると思う」
増加するローカル億ション。
県内初の物件が今後、地域にどんな影響をもたらすのか注目です。
(10/29 17:26 四国放送)
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