■【続報】板野町の山火事鎮圧に至らず 30日も朝から消火活動【徳島】(徳島県)
板野町で8月27日に発生した山火事で、県は自衛隊に「災害派遣」を要請し、現在もヘリコプターによる消火活動が行われています。
山火事が発生しているのは、高松自動車道・板野インターチェンジ北側の板野町川端の山の中腹です。
県と消防によりますと、27日の午後5時頃、近所の人から「山の中腹から白煙が見える」と119番通報がありました。
(記者)
「数キロ離れた場所から山火事を撮影していますが、肉眼でも炎の様子が確認できます」
( 通行人)
「心配、どこまで広がるんだろうな?」
「近くで住んでいる人は心配・不安だろうなと思う」
現場は険しい山道で、地上からの消火は難しく、県の防災ヘリが消火にあたっていました。
しかし、通報から24時間たっても鎮圧には至らず、3日目を迎えます。
(自衛隊)
「5時40分に給水を実施、5時50分から消火活動を開始」
県は火の勢いが衰えず、延焼が続いているとして、28日の夜、自衛隊へ災害派遣を要請。
29日は、午前5時半から自衛隊などのヘリ6機が消火にあたり、上空からの放水を繰り返しました。
(記者)
「私は今、現場から約8キロ離れた地点に立っていますが、ここからでも山から白い煙があがっているのが確認されます」
「そして今、ヘリコプターが現場に近づき、消火活動を行っています」
(近くの住民は?)
「私は家でおったけど、山が燃えてることは知らなかった」
「たまたま家から1キロ離れた場所から出火したからね、心配ないことはないけど」
「きのうの夕方だったら、日が暮れたら赤く山が燃えてたからね」
(近くの住民は?)
「きのうよりもはるかに面積が広がっていますよね、私も道の駅から見に行ったんですがね」
「今まで岩手とか世界的に山火事はひどいから、早く鎮火することを望んでいる」
落雷による出火の可能性も指摘されている今回の山火事。
放水は終日、続けられましたが、今も鎮圧には至っていません。
29日の活動は日没まで続けられ、30日も早朝から消火活動を再開する予定です。
(08/29 18:45 四国放送)
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