■「基準値の8倍のアルコール検出」 牟岐町の飲酒運転死傷事故・初公判【徳島】(徳島県)
2024年9月、牟岐町の国道で酒を飲み車を運転して、対向車線を走っていた車と衝突し、2人を死傷させたとして、危険運転致死傷の罪に問われた男の初公判が5月29日、徳島地裁で開かれ、男は起訴内容を認めました。
起訴状などによりますと、美波町の元介護支援専門員の男(60)は2024年9月、牟岐町の国道で酒を飲み正常な運転が困難な状態で車を運転し、センターラインを超えて対向車線を走る車に正面衝突。
運転していた牟岐町の86歳の男性を死亡させたほか、助手席にいた80歳の妻に大けがをさせた危険運転致死傷の罪に問われています。
29日の初公判で名田被告は「間違いありません」と起訴内容を認めたうえで、「亡くなった被害者に申し訳ない気持ちでいっぱいです」と述べました。
冒頭陳述で検察側は「被告は事故の前日から少なくとも1.3リットルの酒を飲んでいた」と指摘し、事故のあと被告から基準値の8倍にあたるアルコールが検出されたことを明らかにしました。
一方、弁護側は「被告は反省している」として減刑を求めました。
次回公判は、6月2日に行われます。
(05/29 18:27 四国放送)
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