■世界が描く未来とは? 「大阪・関西万博」一足お先に拝見!【徳島】(徳島県)
大阪・関西万博の開幕が、いよいよ開幕がせまってきました。
4月9日、国内外のメディアを対象に会場を一斉に解放した「メディアデー」が行われ、私たちも取材に行ってきました。
万博のすべて、一足お先にご紹介します。
(記者)
「大阪・関西万博の開幕まであと4日、きょうはメディアデーということで、多くの報道陣が世界中から詰めかけています」
「万博会場のシンボルともいえるのが、この大屋根リングです」
「全周はおよそ2キロ、高さは最大で20メートルと、世界最大の木造建築物として、ギネス世界記録にも認定されています」
この日は、国内外73のパビリオンが、展示内容を公開しました。
中には、今回初めて公開された海外ブースもあります。
劇場のカーテンのようなベールに被われた、フランスパビリオン。
フランス発祥の高級ブランド、ルイ・ヴィトンのトランクや、ディオールのドレス、ワインをテーマにした展示など、伝統と職人の技に焦点をあてた空間が広がります。
こちらはオーストラリアパビリオン。
出迎えてくれるのは、ユーカリの森と野生動物たちです。
目で、耳で、雄大な自然の中にいるような臨場感が味わえます。
(テープカット)
またこの日は、関西パビリオンの開館式も行われました。
この中にある徳島県ブースでは、阿波藍や阿波和紙などの伝統工芸品を使った展示がいたるところにちりばめられ、徳島の魅力を五感で体感できます。
大阪・関西万博のテーマは「いのち輝く未来社会のデザイン」
会場内では、未来のエネルギー技術を活かした、様々な取り組みが行われています。
こちらのドームは、二酸化炭素を吸収することで固まる、特殊なコンクリートを使用。
製造時、二酸化炭素排出量の大幅な削減を実現しました。
期間中は、子どもたちが地球温暖化や環境問題を学ぶ場として使用されます。
飲食店でもサステナブルな取り組みが。
こちらの回転寿司店では「陸上養殖」などの、先端技術で育てた水産物を提供していて「未来の食の可能性」を感じることができます。
また多くのお店が、多様な食文化に対応したメニューを展開。
使用食材が一目で分かる「ピクトグラム」も用意されています。
(記者)
「iPS細胞から作られた小さな心臓です。小刻みに拍動している様子がわかります」
1970年の大阪万博から55年。
あの頃夢見ていた世界を現実のものとする、日本の科学技術も見どころのひとつです。
中でも注目は「iPS細胞」から作られた心臓。
ドクドクと脈打つように動きます。
将来的には心臓疾患の治療に役立つことが期待されています。
158の国と地域が、それぞれの暮らしや伝統、技術をアピールする万博は、まさに世界の縮図であると言えます。
絶えない戦火、広がる経済不安、本物の世界はいつかこの会場のように一つになれるのでしょか。
大阪・関西万博はいよいよ4月13日開幕です。
(04/10 18:45 四国放送)
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