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美容業者の組合で使途不明金 前代表理事を横領の疑いで刑事告発へ【徳島】(徳島県)



美容業者でつくる組合の会計に、約1389万円の使途不明金が発生していることが分かりました。

組合の代表理事は、前の代表理事が関与しているとみて、9月9日にも、業務上横領の疑いで警察に刑事告発する方針です。

使途不明金が見つかったのは、県の認可団体で、美容業者約850人でつくる県美容業生活衛生同業組合です。

県などによりますと、2019年度から2023年度にかけての複数の年度の会計で、年度末の残高より翌年度初めの残高が少なくなっていることなどが分かりました。

これら使途不明の金額の合計は約1389万円で、2025年6月、県の立ち入り検査で発覚したということです。

組合の現代表理事は、2024年に退任した前代表理事が関与しているとみて、業務上横領の疑いで、9日にも警察に刑事告発する方針です。

他にも不正とみられる支出があり、被害額は2000万円以上にのぼるとしています。

前代表理事は、1998年頃に就任し、2024年年退任。

四国放送の取材に対し、「組合が経営する美容学校の移転先の土地の購入費用として、1400万円を立て替えていて、退職金名目で分割して返済してもらっていた。やましいことは一切ない」と話しています。

(09/08 18:08 四国放送)

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