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「新ホール」再公募 「設計・施工」から「管理運営」まで一括発注へ【徳島】(徳島県)



県は9月24日、再公募を行う「新ホール」について、事業者に対し、これまでの設計・施工に加え、管理運営までを一括して発注する考えを明らかにしました。

これは24日の、県議会経済委員会で県が明らかにしました。

県は、藍場浜公園に「新ホール」を整備する計画で、2025年5月から設計・施工を担う事業者を公募していました。

しかし、参加の意向を示す事業者がいなかったため公募を中止。

建設業界へヒアリングを行うなど、再公募に向け課題を検討していました。

(県観光スポーツ文化部・伊澤弘雄 次長)
「再公募におきましては、設計・施工に管理運営を加える形で、建設整備から完成後の管理運営まで一括して提案を求める点」
「これが一番大きな違いではないかと考えている」

県の担当者はこのように述べ、再公募はこれまでの設計施工に加え、管理運営までを一括して発注する方針を示しました。

また過去の施工実績など、一部の参加要件を緩和する一方、工事費や工期は変更しないとしています。

これに対し議員からは、管理運営費をどう見積もるか質問が出ました。

(県議会自民党・井村保裕 議員)
「県の想定以上の(管理運営費の)見積もりをして出してきたときに」
「明らかにかけ離れた場合、適正な金額に修正してもらえるのか」

(自民党県民会議・北島一人 議員)
「管理運営については全くフリー。一体どのぐらいかかるかわからない」
「金額が厳しいという意見があった中で(工事費を)固定する」
「(工事費の)足りない部分を管理運営費の中に忍ばせても分からない」
「透明性・公平性、担保できますか」

これに対し、県は今後、工事費と同様、管理運営費の基準額を設定する方針を示しました。

また県は当初、9月中としていた再公募の開始時期を10月上旬に変更します。

締め切りは12月上旬で、応募があった場合、2026年3月に第三者による審査会で優先交渉権者を決定します。

管理運営までひっくるめて発注する形に改めるということですが、もうすぐ再公募は始まるのに費用の検討はこれから。

大丈夫なんでしょうか?。

工事費を変えないでも、ここがブラックボックスになってしまっては意味がありませんから、県には慎重かつ早急、そして正確な価格設定が求められます。

(09/24 18:01 四国放送)

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