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涼を求めて「風鈴まつり」 涼やかなスダチの冷たいラーメンも【徳島】(徳島県)



7月22日は、一年の中で最も暑さが厳しいとされる「大暑」です。

連日、厳しい暑さが続く中、一服の涼を求めて気象予報士の佐々木さんが、県内各地を巡りました。

■お寺で風鈴まつり

何とも涼やかな、風鈴の音。

勝浦町の胎蔵寺では今、風鈴まつりが開かれていて、約500個の風鈴が境内を彩っています。

(佐々木気象予報士)
「こちらの風鈴たちは、耳で癒されるだけではなくて、目でも楽しむことができるんです」
「青い打ち上げ花火に、カラフルな花火、朝顔や、金魚もありますね」

(胎蔵寺・新田法弘 住職)
「お寺に来たら薬師如来にまずお参りしてもらって、短冊に願いことを書いて」
「自分の好きな風鈴に吊るしてもらって、願いを叶えてもらう」

この日は町内の家族連れが訪れ、短冊に願い事を書いていました。

(訪れた人)
「音がきれいですね、ミカン農家なのでミカンが豊作でありますようにと」

(子ども)
「(風鈴の)音がめっちゃすごい」

(佐々木気象予報士)
「どんな音?」

(子ども)
「チャリン、チャリンっていよる」
「黄色い」

(佐々木気象予報士)
「黄色好き?なんで黄色?」

(子ども)
「だってバナナの色と同じやから」

(佐々木気象予報士)
「そっかバナナが好きなんだ」

一体、どんなお願いごとを書いたのかな?

(子ども)
「きれいな歯が、生えますように」

(胎蔵寺・新田法弘 住職)
「これなんだか分かりますか?」

(佐々木気象予報士)
「なんだろう、えっ?あっ!」
「丸い輪っかが付いてる、まさか!実は!」

そう「シャボン玉」。

訪れた人に喜んでもらおうという、住職のアイデアなんです。

(胎蔵寺・新田法弘 住職)
「子どもさんとか、特に好きでシャボン玉を追いかけまわしますね」
「みなさんの願いが、天まで届きますようにということで」

胎蔵寺の風鈴まつりは9月30日まで開かれています。

■「まけまけ」風鈴まつり

つづいて訪れたのは石井町の童学寺、こちらでも恒例の「まけまけ風鈴まつり」が開かれています。

その数なんと約1500個。

(佐々木気象予報士)
「見た目の数、そしてこの音、迫力がありますね」

「まけまけ風鈴祭り」の「まけまけ」は、阿波弁の「まけまけ」と「負けん負けん」をかけて名づけられ、「あふれるほどの風鈴で、困難に負けない」という願いが込められています。

(フランスからの旅行客)
「私は(日本へ来るのは)25回目だけど、友達は4回目と初めて(風鈴は)和文化を表すと思って友達に見せたかった」

(友達)
「心を冷やして、静かな雰囲気も感じていい」

童学寺の風鈴祭りは8月31日まで開かれています。


■スダチで冷たく爽やかに

目や耳で感じる涼しさがあれば、舌で感じる涼しさも。

たちこめる湯気に、じんわり滲む汗。

暑い夏にいただくにはちょっと尻込みしてしまうラーメンですが、こちらのお店には暑い夏にぴったりのラーメンがあるんだとか。

その名も「冷やしすだち塩ラーメン」。

県産スダチ1.5個に加え、ジュレにもすだち果汁が入っています。

中太麺に絡めて、いざそのお味は?

(佐々木気象予報士)
「ジュレの中にすだち果汁が入っていて、噛めば噛むほどジュレがじわじわっと溶けて麺と絡み合う」
「これがまた爽やかでおいしい、これなら暑い夏ものりきれそうですね」

驚異的な暑さが猛威を振るう、2025年の夏。

みなさんも目で耳で、舌で涼を感じてこの暑さを上手にのりきりましょう。

(07/22 18:17 四国放送)

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