■新ホール再公募に向け業者にヒヤリング 「資材高騰で金額合わない」の声も【徳島】(徳島県)
設計・施工を担う事業者からの応募がなかった「新ホールの整備」について県は9月8日、再公募に向けて事業者や関係団体に行ったヒアリングの結果を公表しました。
県は、徳島市の藍場浜公園西エリアに新ホールを整備する計画で、2025年5月から設計・施工を担う事業者を公募していました。
しかし、7月22日の締め切りまでに、参加の意向を示す事業者がいなかったため、公募を中止しました。
これを受け、県は建設事業者や関連団体から業界の動向などをヒアリングし、8日に行われた県議会の経済委員会で、その結果を公表しました。
それによりますと「資材高騰による金額面や、参加要件が合わない」、「繰り返される整備計画変更へのリスクを感じる」といった意見が寄せられたということです。
県はヒアリングをもとに、参加要件の緩和や提出書類などの簡素化を検討。
民間からも広く提案を募集する形で再公募する一方、工期や金額、仕様は変更しないとしています。
これに対し議員からは「金額面で厳しいという声があるなら、増額も考なければいけないのではないか」といった意見が出ました。
一方、県の担当者は「整備手法の見直しや要件緩和などで、事業者の負担軽減を図りたい」と述べ、金額は変更せず、早ければ9月中にも再公募したい考えを示しました。
(09/08 18:13 四国放送)
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