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藍の「寝せ込み」始まる 上板町の阿波藍製造所【徳島】(徳島県)



藍の染料「すくも」を作る「寝せ込み」の作業が、9月2日から上板町で始まりました。

「寝せ込み」は、天日で乾燥させた藍の葉に水をかけて発酵させ、藍染め染料のもとである「すくも」を作る作業のことです。

上板町の佐藤阿波藍製造所では毎年、9月はじめの大安の日を選んで「寝せ込み」を始めます。

2日は朝から寝床と呼ばれる作業場で、藍師ら8人が一番刈りの藍の葉に水をかけては混ぜ合わせ、1メートルほどの高さに積み上げていきました。

この「切り返し」という作業を5日ごとに20回行い、徐々に自然発酵させると「すくも」ができ上がります。

(佐藤阿波藍製造所・佐藤好昭さん)
「葉の出来は上々です。肥料ものって収量もよかったし、今年は何か上手いこといきました」

作業は11月末ごろまで続き、12月上旬には「すくも」の出荷が始まります。

(09/02 11:51 四国放送)

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