■藍商人・化政文化の担い手 遠藤春足の企画展【徳島】(徳島県)
藍を扱う藍商人として、また、江戸後期に花開いた化政文化の担い手として活躍した「遠藤春足」を紹介する企画展が徳島市で開かれています。
1782年、現在の石井町で藍商の五代目として生まれた遠藤春足は、家業である藍の取引で江戸へと通うかたわら、当時花開いた化政文化の担い手たちに弟子入りするなど、深い親交を結び、その学問や芸術を阿波へと持ち帰りました。
会場にはそんな春足が残した狂歌や書き物、藍商・遠藤家にまつわる資料など約40点が展示されています。
これは1816年に春足が出版した、「猿蟹ものがたり」です。
昔話の「さるかに合戦」と、全国から集めたサルやカニに関する狂歌を一冊にまとめました。
印刷するときに使われた「版木」も、あわせて展示されています。
この企画展は、10月26日まで徳島市の県立文書館で開かれています。
(09/02 18:19 四国放送)
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