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高速道で大型バスの緊急対応訓練 徳島道14人死傷事故を受け【徳島】(徳島県)



14人が死傷した、徳島自動車道の高速バスとトラックの衝突事故を受けて、8月29日、高速道路上で大型バスに緊急事態が起きた場合を想定した対応訓練が行われました。

7月14日、阿波市市場町の徳島自動車道で、高速バスとトラックが正面衝突して高速バスが炎上。

バスの乗客1人と、トラックの運転手が死亡し、12人が重軽傷を負う大惨事となりました。

この事故を受けて29日、県警や西日本高速道路、高速バス会社らが、高速道路上での大型バスの交通事故や故障など、緊急事態を想定した対応訓練を行いました。

「これより避難を開始します、後ろの方からどうぞ」

最初に行われた、大型バスと普通乗用車の衝突事故を想定した訓練では、バスの運転手による乗客の避難誘導や発煙筒などの設置、また、後続車両の通行場所の確保など、事故発生から交通規制までの一連の流れを確認しました。

また、片側1車線の対面通行区間で、トラックのタイヤがバーストしたと想定した訓練も行いました。

「車線横断」

最後には、バスの非常口の外部からの開け方について説明が行われました。

まず最初に、開閉レバーのアクリル板を手で強く押し込みます。

そしてレバーを下に引きます。

(扉が開く)

(徳島バス企画管理部 安全推進課・松浦 浩文 課長)
「非常口からのお客様の避難の仕方・動き方」
「そこから自分がどう動いたらいいのか、動線などが分かった」

(県警高速道路交通警察隊・川真田淳治 隊長)
「関係機関が一同に会して、こういう訓練を行うことが、次の事故防止につながる」
「繰り返し訓練をやっていきたい」

(08/29 18:23 四国放送)

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