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中高生が県の課題解決を提案 県議会で「阿波っ子未来会議」【徳島】(徳島県)



中高生らが県の課題解決へ提案をおこなう「阿波っ子未来会議」が8月19日、県議会議場で開かれました。

(阿波っ子未来会議・鈴木あやめさん(大学2年))
「藍場浜公園で、夏には泥んこ大会や水遊び」
「冬にはスケートリンクや人工雪のような、季節を感じられる体験型イベントの開催を提案します」

県へ提案をおこなったのは、県内の中学2年から大学4年のメンバーでつくる「阿波っ子未来会議」の21人です。

メンバーらは2025年3月から、子どもが将来健やかに過ごせる社会を目指し、県のさまざまな課題解決に向けた提案をまとめてきました。

19日は知事や県各部局の幹部に、親子や若者向けイベントの開催や徳島駅前の活性化など、5つの議題について提案しました。

(阿波っ子未来会議・西山実咲さん(高1))
「駅前における、若者が気軽に寄れる居場所づくりを提案します」
「たとえば、とくぎんトモニプラザのロビーにはフリースペースがあるが、多くの学生で非常に混雑していて、ニーズの高さを感じる」
「駅前に、もっとこのような居場所があってほしい」

(阿波っ子未来会議・小川嘉也さん(中3))
「駅前の各施設が一体となり、歩いて周れる魅力ある街づくりについてどう進めるのか、考えを聞かせてください」

(志田敏郎 副知事)
「駅前において、どこの施設やどのスペースが多く利用することが考えられるのか」
「どの程度の料金が子どもたちに妥当なのか、こうした点を関係団体と連携しながら、具体的に検討を進めていきたい」

(阿波っ子未来会議・栗林さくらさん(高3))
「今後の施策にその意見を反映してくれることで、子ども、若者が社会の一員として貢献することを実感でき」
「施策の実現につながる環境づくりを、将来にわたって継続して進めることを提言します」

(議長)
「ご賛成の子ども委員の方は、ご起立をお願いします」
「起立全員であります」

(阿波っ子未来会議・近藤くるみさん(高1))
「議台に立つ前はすごく緊張したが、家でも練習したので、みんなの意見をちゃんと伝えられた」

県では2025年度から5年間かけ、子どもが幸せに過ごせる社会の実現を目指した「県こども計画」に取り組んでいて、今回の提案は、今後、県の2026年度当初予算化へ向け議論が深められます。

(08/19 18:45 四国放送)

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