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被告の男「殺意」否認 殺人未遂の罪で初公判【徳島】(徳島県)



2024年5月に徳島市で男性の胸を刀で刺すなどして、殺人未遂の罪に問われた被告の裁判員裁判が10月27日に行われ、被告は殺意について否認しました。

起訴状などによりますと、被告の男59歳は2024年5月、ともに殺人未遂で起訴された首謀者とされる男らと共謀し、徳島市国府町のパチンコ店駐車場で殺意をもって、当時57歳の被害者の胸などを刀で突き刺すなどして、大けがを負わせたとして、殺人未遂の罪に問われています。

27日の初公判で被告は「殺意をもってというのはないです」と、起訴内容を一部否認しました。

検察側は冒頭陳述で、「首謀者とされる男は暴力団の元幹部で、被告はその舎弟。犯行前、首謀者とされる男と被害者が電話で口論となり、被告は指示を受けて刀を準備した」などと、犯行に至る経緯を指摘。

弁護側は「 近づいてくる被害者から首謀者を守ろうとして、無我夢中の状態で殺意はなかった」として、「殺人未遂罪ではなく、傷害罪が成立するにすぎない」などと主張しました。

(10/27 18:38 四国放送)

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