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世界で1000羽以下? 珍鳥「ミゾゴイ」神山で撮影【徳島】(徳島県)



神山町に非常に珍しい鳥が現れたと聞き、フォーカス徳島の取材班が現地に飛びました。

何でも、野生で世界に1000羽いるかいないかという、珍しい鳥なんだとか。

動画を撮影した方に話を聞きました。

珍しい鳥が現れたのは、神山町にある四国山岳植物園・岳人の森です。

(岳人の森のオーナー・山田充さん)
「こんにちは」

岳人の森のオーナーで、今回その鳥を発見した山田充さん・47歳です。

(記者)
「鳥はどこで発見された?」

(岳人の森のオーナー・山田充さん)
「こちらから上に上がったところです」
「ここからがうちの敷地になるので、この上の方になります」

山道を登って発見した場所へ。

(記者)
「鳥はどちらにいた?」

(岳人の森のオーナー・山田充さん)
「用事を済ませておりてきた時に、道路の真ん中くらいですくっといました」

ボウリングのピンのように、まっすぐに立っているこの鳥「ミゾゴイ」という鳥です。

(岳人の森のオーナー・山田充さん)
「あのようなシルエットの鳥っていうのは、ミゾゴイくらいしかいないだろうというので、じわじわとゆっくりと近づきました」
「この15年くらいで、実際に見たのは2回目」

「ミゾゴイ」は、野生での生息数が世界で1000羽以下とも言われる非常に珍しい鳥で、環境省のレッドリストでは、絶滅危惧U類に指定されています。

(岳人の森のオーナー・山田充さん)
「滅多にお目にかかるものではないので、ちょっとワクワク感はありました」

日本野鳥の会徳島支部によりますと、ミゾゴイはフィリピンなどから4月ごろに渡って来て、9月ごろに渡って行く夏鳥だということです。

(岳人の森のオーナー・山田充さん)
「これだけの珍しい生き物が徳島にはいると、そういう珍しい生き物を育める自然が、徳島にはあるっていうことを知ってもらいたい」
「むやみに探したりとか、追いかけたりすることなく、健やかに巣を作って営巣して子孫を増やしてもらえるような気持ちで、見守ってもらえれば」

豊かな自然が残るふるさと徳島。

これからも、ミゾゴイがやってくる美しい山々を、守っていきたいものです。

実はこの「ミゾゴイ」、フォーカス徳島に動画が寄せられたのは、2023年9月に続いて2回目。

世界に1000羽でこの頻度は、なかなかすごいですよね。

みなさんも珍しい動画など撮影できましたら、ぜひけんみんボックスへ。

(04/10 18:45 四国放送)

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