■「妊娠率は約7割」 徳島大学病院が「体外受精卵の検査」開始へ【徳島】(徳島県)
徳島大学病院はこのほど、不妊治療に際して、従来よりも高い確率での妊娠が見込める「体外受精卵の検査」をスタートします。
徳島大学病院で始まるのは「着床前胚異数性検査」と呼ばれる検査です。
体外受精で得られた受精卵の細胞を検査し、これまで見抜けなかった染色体の異常を調べます。
その結果をもとに、妊娠しやすい胚を選択し、母体へと移植します。
これにより、妊娠率は約7割と、従来と比べ3割ほど向上、流産率も1割ほどに低減できるということです。
課題は費用面で、保険適用外のため、1つの受精卵を調べるのに9万円ほどかかります。
徳島大学病院によりますと今、妊娠率が下がりだす35歳以上の女性が妊娠を望むケースが増えていて、全国で年間、全ての新生児の約1割に当たる7万人の子どもが、体外受精で生まれているということです。
徳島大学病院では、早ければ5月から検査を始め、今後は保険適用化も目指します。
(05/27 18:20 四国放送)
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