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■｢遭難者ｾﾞﾛ更新中｣　日本一低い山で山開き【徳島】(徳島県)

自然の山としては｢日本一低い山｣として知られる､徳島市の弁天山で6月1日､山開きが行われました｡

（記者）
｢徳島市方上町にやってきました｣
｢きょうは､ここ日本一低い山で山開きが行われます｣

訪れたのは､弁天山｡

自然にできた｢日本一低い山｣は､国土地理院に認定されています｡

弁天山保存会では､標高6.1ﾒｰﾄﾙにちなみ､毎年6月1日に山開きを行っています｡

1日は､地元の人や登山家など､約70人が集まりました｡

まずは宮司による､登山の安全祈願が行われます｡

希望する人は全員ﾃｰﾌﾟｶｯﾄをすることができ､記者も参加させて貰いました｡

（ﾃｰﾌﾟｶｯﾄ）
｢はいどうぞ｣

式典が終わると参加者は､宮司や巫女に続いて山を登りました｡

山道は山の麓から頂上まで､人で埋め尽くされます｡

登山者には登頂証明書が配られ､弁財天がまつられる厳島神社を参拝しました｡

（埼玉県からの参加者）
｢埼玉から来ました｣
｢富士山に登った時に使った杖なんですけど｣
｢（山が）一番小さいって聞いたから､一番小さい杖を持ってきました｣
｢もっと登るのかなあと思ったんですけど､全然小さかったです｣

（香川県からの参加者）
｢ｻｲｸﾘﾝｸﾞの祈願と健康を祈って､山登りをさせて貰いました｣
｢今と変わらず､元気にｻｲｸﾘﾝｸﾞしていきたいと思います｣

ここで記者も登山に挑戦します｡

（記者）
｢お願いします｣

（弁天山保存会･山下釈道理事長）
｢ここがだいたい2合目｣

（記者）
｢もうですか｣

弁天山は｢遭難者0人｣の記録を更新中です｡

（弁天山保存会･山下釈道理事長）
｢そしてここが7合目の心臓破りの階段です､遭難しないように気を付けて｣

（記者）
｢気を付けます｣

（弁天山保存会･山下釈道理事長）
｢ゆっくり上がってください｣

（記者）
｢一歩一歩｣

（弁天山保存会･山下釈道理事長）
｢確実に｣
｢頂上まであと一息です､頑張りましょう｣
｢頂上に到着しました｣
｢おめでとうございます｣

（記者）
｢つきました｣

宮司
｢ここが日本で一番低い頂上｣
｢富士山に向かっての一番低い頂上ということは､ｽﾀｰﾄの場所です｣
｢きょうは､だから新しい人生のｽﾀｰﾄに立ちました｣

（弁天山保存会･山下釈道理事長）
｢本日も行方不明者ｾﾞﾛ､遭難者ｾﾞﾛの記録を更新することが出来ました｣
｢それではみなさんご安全に､ありがとうございました｣

毎年1万人を超える人々が登る弁天山｡

2025年も訪れた人が､全員無事に登れますように｡

(06/02 18:52 四国放送)

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