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県内最低賃金「初の千円台」 66円引き上げ1046円で決着【徳島】(徳島県)



徳島地方最低賃金審議会は9月1日、2025年度の県内最低賃金を、現在より66円引き上げ1046円とするよう答申し、初めて1000円台となることが決まりました。

徳島地方最低賃金審議会は1日、4回目の専門部会を開きました。

2025年度の改定額を協議する専門部会は、これまでに3度開かれましたが、労働者側と使用者側の意見がまとまらず、継続審議となっていました。

1日は非公開で、公益・労働者・使用者の委員がそれぞれ2者間で協議を行い、国の引き上げ額の目安63円を3円上回る66円を上乗せし、1046円とすることに全会一致で合意しました。

このあと審議会は徳島労働局に対し、最低賃金を現在の980円から1046円とするよう答申しました。

1日に答申された最低賃金は、15日間の異議申し立て期間を経て、早ければ2026年1月1日から適用される見込みです。

答申について後藤田知事は「熱心に議論していただいた結果、県の人口流出抑制、人材確保、地域経済の持続可能性の確保に繋がる。評価したい」とコメントしています。

(09/01 18:17 四国放送)

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