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県内で新型コロナ流行 ニンバスとは?【徳島】(徳島県)



(森本アナウンサー)
「新型コロナウイルスの、増加についてです」

(豊成アナウンサー)
「まずはこちらをご覧ください」

県指定34の医療機関で確認された、県内の新型コロナ感染者数です。

1週間ごとの感染者数が示されているのですが、最低19人だったのが8月、最大453人にまで増えました。

(森本アナウンサー)
「お盆明けに急増していますね」

(豊成アナウンサー)
「そうなんです」

現在、NB1.8.1株通称・ニンバスが流行しているんですが、どんな症状があるのか?専門家に話を聞きました。

(県医師会 感染症対策担当・田山正伸 医師)
「この夏に一番多くなっているのが、今 現在いわれているニンバスという変異株」
「オミクロン株から(変異した)中の一つなんですが」
「ニンバスという名前での、新型コロナウイルス感染症が今、流行しています」

県医師会で、感染症対策を担当している田山正伸医師によりますと、お盆の時期に人の移動が増えたことで感染者が急増。

ピークは過ぎたとみられるものの、引き続き感染者が多い状況です。

オミクロン株から変異した、ニンバス。

その特徴は・・・。

(県医師会 感染症対策担当・田山正伸 医師)
「のどがすごく痛いというような、ことが言われている」

その痛みの強さは、刃物を飲み込んだような痛みとも例えられています。

二ンバスの感染は、全ての年齢に広がっています。

特に重症化しやすいのは、65歳以上の高齢者や基礎疾患がある人です。

ニンバスは、はじめのうちは風邪のような軽い症状から、コロナに感染したと気づきにくい人がいると言われています。

また、2年前に新型コロナウィルスが、5類感染症に移行したものの注意が必要です。

(県医師会 感染症対策担当・田山正伸 医師)
「ただやはりほかの疾患・病気と比べると」
「新型コロナウイルス感染症は、やはり重症化しやすくて怖い病気だと思っていただきたい」
「コロナウイルス感染症を、自分で判断することはできない」
「自分で風邪と判断しないで、自分の調子を見計らって医療機関を受診して欲しい」


そしてコロナウイルスが毎年、夏と冬に流行する要因。

そのひとつは、エアコンの使用による換気不足です。

(県医師会 感染症対策担当・田山正伸 医師)
「以前からコロナウイルス感染症は、この暑い時期の夏と寒い時期の冬にピークを迎えるということでやっぱり換気ですね」
「空気の入れ替えが出来ない」
「冷房しているので密室になっているところでありますし、感染しやすい状況なので」
「この点もう一度改めて今、流行していますので気を付けて頂いたら」

残暑がまだまだ続く中、新学期が始まり人と集まることが増えています。

熱中症に気を付けながら、感染症対策を心掛けたいものです。

(09/09 18:45 四国放送)

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