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2年ぶりに「三人背継獅子舞」 松茂町の広島春日神社 【徳島】(徳島県)



松茂町で11月3日、全国的にも珍しい「三人背継獅子舞」が2年ぶりに披露され、多くの見物客でにぎわいました。

松茂町の広島春日神社では、毎年11月3日に五穀豊穣を祝う秋まつりが行われています。

地元の氏子らがいくつかの組みに分かれて役割を担っていて、このうち1つの組は、町の無形民俗文化財である「三人背継獅子舞」を、また別の組みは、毛槍を受け渡しながら大名行列を模して歩く「お練り」を披露しました。

神輿が大きな声を掛けながら県道を横断して、神社近くにある御旅所を巡ります。

そして、何といってもまつりのクライマックスは、2年に1度奉納される「三人背継獅子舞」です。

2023年に14年ぶりに復活しました。

子ども1人、大人2人の3人組で肩車をし、舞を踊ります。

1人が持ちあがりました。

2人をもちあげられるのか…?。

持ち上がりました!高さ4メートル、空中で舞う三人背継獅子舞です。

(廣島三人背継獅子舞保存会・林心之丞さん)
「きょうは三人背継の一番上の部分を担当しました」
「2年後はきょうよりも、もっときれいに回していけたら」

(廣島三人背継獅子舞保存会・佐藤圭輝 会長)
「確実に三人背継が伝承されていくように、人を増やして技を継承していきたい」

地域の伝統を後世へ伝えてゆくために。

地元有志たちの思いが、2025年も秋の空へと舞い上がりました。

(11/03 18:27 四国放送)

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