■「スピード感重視は東工業跡地」 県と徳島市がアリーナ整備で意見交換【徳島】(徳島県)
徳島市中心部のまちづくりについて、県と徳島市の担当者で作るワーキンググループの会合が5月26日に開かれ、アリーナの整備などについて意見が交わされました。
会合には、県の村上耕司副知事や、徳島市の瀬尾守第2副市長ら18人が出席し、アリーナの整備場所などについて意見を交わしました。
アリーナの整備を巡っては、県が示したまちづくり構想で、徳島駅北側の徳島市立体育館の敷地と、徳島東工業高校の跡地の2カ所を候補地としています。
(県観光スポーツ文化部・長谷川尚洋 副部長)
「(徳島駅の)北側エリアにつきましては、中心市街地に近いという地の利がある一方で」
「徳島市立体育館などの建物があることや、徳島城の関連遺構、埋蔵文化財の宝蔵する可能性がある」
「東工業跡地については建物等がなく、施設の整備を考える際にスピード感に優位性がある」
(徳島市市民文化部・吉田高志 部長)
「駅北での整備という選択になるのであれば、アリーナ整備に先行して」
「現在の市立体育館の代替となる施設を、移転整備する必要がある」
会合では候補地の課題などについて議論が交わされ、「スピード感を意識するのであれば東工業跡地が優位」であるとの認識が示されました。
このほか、老朽化の進む徳島市中央卸売市場の移転整備についても話し合われました。
その中で、交通アクセスや災害時の防災機能を重視することや、県と市の役割分担や費用負担などについて、今後、担当部局間で話し合う新たな協議の場を設置することなどを確認しました。
(05/26 00:00 四国放送)
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