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高松高裁は「合憲」と判断 参院選の「一票の格差」【徳島】(徳島県)



2025年7月におこなわれた参議院選挙のいわゆる「一票の格差」を巡り、全国一斉で起こされた裁判で高松高裁は10月30日、原告の訴えを退け「合憲」との判断を示しました。

2025年7月の参議院選挙では「一票の格差」が最大3.13倍になっていて、弁護士グループが投票価値の平等を保障する憲法に違反するとして、全国14の高裁と高裁支部に訴えを起こし、選挙の無効を求めています。

30日の判決言い渡しで、高松高裁の森實将人裁判長は、かつて5倍前後で推移していた一票の格差は合区の導入などによって3倍ほどまで縮まったと指摘。

さらなる是正を図ることは喫緊の課題としつつ「拡大傾向にあるとまではいえない」として、「合憲」の判断を示し、原告側の請求を棄却しました。

全国では高松のほか大阪、東京、名古屋の高裁が「合憲」とした一方、名古屋高裁金沢支部は「違憲」と、判断が分かれていて、今後、最高裁が統一判断を示すものとみられます。

(10/30 18:03 四国放送)

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