■「後ろから抱きつかれた時は」 看護学生が護身術を学ぶ【徳島】(徳島県)
徳島市の看護学校で6月3日、防犯講習会が開かれ、学生たちは防犯意識を高めるとともに、実際に身を守るための護身術を体験しました。
(記者)
「市内の看護学校で、犯罪者から身を守るための「知識と術」を学ぶ防犯講習会が開かれています」
この講習会は、県立総合看護学校で毎年開かれているもので、新入生約120人が参加しました。
将来、看護師として暴力的な患者への対応や、不審者が侵入してきた場合などにも役に立つことを狙いとしています。
講習会では、名西警察署の署員が、さすまたや傘を使って相手から身を守るための方法やコツを伝えたり、生徒たちは手首や胸ぐらをつかまれた時に振りほどく方法などを、実際に体験して学びました。
(記者)
「実際に私も、護身術を体験したいと思います」
(名西警察署生活安全課・福島誠士 巡査部長)
「後ろから抱きつかれた際の、離脱方法についてやってみてもらおうかなと」
「なかなか脱出することが、実際に本気で掴まれたらできない」
「3点お教えしますので」
「抱き着かれた際に一番簡単なのは、そのまま相手の足を思いっきり踏みつける」
「これで相手が抱き着いてても、痛くて離れる」
「次は顔をおこしてもらって、後頭部で相手の顔面を打突する」
「ふいにこられたら、ひるむと思いますので」
「まず両手をもってもらって、しゃがみながら潜り抜ける」
「おしりを思いっきり出して、そこから相手との空間を作って、しゃがみながら潜り抜ける」
「まず何よりも、被害に遭わないことが一番大切ですし」
「ふいな抱きつきがあった際には、咄嗟のことでパニックになってしまう方がたくさんいらっしゃいます」
「どれか一つでもいいので、思い出していただいて対応していただく」
「離脱したらもうすぐに逃げていただいて」
「110番していただけたらと思いますので、気を付けていただけたらと思います」
(看護学生)
「コツが掴めたら、軽い力でも自分の身を守ることができるので、良かったと思います」
「手を掴まれた時は、手を握って曲げたら簡単にほどけると教わったので」
「(もし危険な状況になった場合には)実践してみようと思いました」
(名西警察署 生活安全課長・石橋由匡 課長)
「(護身術は)危険から回避するというのが鉄則ということを理解したうえで」
「どうしても危険から逃げられない時に、今日学んだようなことを思い出していただいて」
「『一瞬でも隙をつくる』『そのすきに逃げる』『警察に通報する』ということを覚えておいていただけたらと思います」
(06/03 18:45 四国放送)
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