■阿波市長「市単独での整備」も辞さず 広域ごみ処理施設問題【徳島】(徳島県)
広域ごみ処理施設の問題に揺れる阿波市で9月4日、市議会の代表質問が行われ、町田寿人市長は、場合によっては「市単独での整備」も辞さない考えを示しました。
4日に開かれた阿波市議会9月定例会では、市が板野町、上板町と組合を組織して運営してきた「ごみ処理施設」についての質問が相次ぎました。
組合は、約93億円をかけて、2028年の稼働を目指し、新しいごみ処理施設の整備を計画してきました。
しかし先月、板野町が整備費についての「説明が不十分」などとして、脱退を表明。
同様の理由で上板町議会でも、新施設整備の関連予算が否決されました。
これについて組合管理者でもある町田市長は。
(町田 寿人 阿波市長)
「板野町が脱退の意向を示した後も、新施設の稼働以降のランニングコスト等について、算定根拠などの追加資料を届けまして、懇切丁寧に最善の努力をしてきた」
このように述べ、「説明不足」には当たらないとの認識を示しました。
さらに、上板町が9月の議会に関連予算を再度提出しようとしていることについては。
(町田 寿人 阿波市長)
「上板町長のコメントにもあるが、ラストチャンス。(上板町)議会の結果を持って、早急に市議会に相談しないと、(2028年の稼働)期限に間に合わない」
このように述べ、上板町議会の結果次第では、市単独での整備も辞さない考えを示しました。
また、決断の時期については「9月中には決断したい」としています。
(09/04 17:55 四国放送)
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