■郡山市長選挙 投票率アップに“あの手この手”・福島(福島県)
20日に投票日を迎える郡山市長選挙。
4年前に行われた前回の選挙の投票率は40.66%と約6割の人が投票に行っていません。
この現状を打破しようと投票率アップに向けて郡山市では、あの手この手の対策が行われています。
投票日まであと2日。
新人4人による激しい舌戦が繰り広げられている郡山市長選。
ただ候補者の熱気とは裏腹に2000年代に入ってからは投票率が低迷しています。
少しでも投票率をアップさせようと今回から新たな取り組みが始まりました。
期日前投票所に掲げられたこちらの二次元コード。
読み取ると「来場者スタンプ」が手に入るのですが…
■井上朔実記者
「こちらの商業施設では、投票所で貰えるスタンプとアプリを併用することによって様々な割引が受けられるんです」
投票すると市内の商業施設や遊園地で割引やプレゼントなどのお得なサービスが受けられるんです。
さらに…
■井上朔実記者
「郡山女子大学です。今回の市長選では投票率向上のため大学の構内に期日前投票所が設けられました」
若い世代が投票所に足を運びやすくなるよう郡山市長選では初めて市内の大学に期日前投票所が設置されました。
■郡山女子大 1年生
「選挙に来るのは今回が初めて。テレビで小さい時から見てたのでその場に自分が18になって行くことが新鮮に感じて。すごく緊張しました」
期日前投票に訪れていたのは生まれた時からインターネットが身近にあるいわゆる「デジタルネイティブ」世代。
候補者の情報も、インターネットを使い集めているようです。
■日大工学部4年生
「サイトがいくつかあって写真付きのものだったり公約の内容が載っているものをみた」
■日大工学部2年生
「スマホとか、YouTubeに上がっているやつを見たりとか」
なかには…
■郡山女子大2年生
「チャットGPTでやった。郡山市の期日前投票に今から行くんだけどって言って。学生のためにお金がよくなるには誰を選ぶべきって調べました」
AIを活用し情報を集める人も。
一方、候補者も若い世代に関心を持ってもらおうとSNSでの情報発信に力を入れていますが…
■日大工学部2年生
「一番よくみるSNSはインスタ」「選挙のこと調べるのはインスタではしない、上げられているイメージがない」
■女子大1年生
「(候補者の)SNSは知らなかった。そういうのやってないかと思ってた」
選挙とSNSのイメージが結びつかず、候補者がSNSで発信していることを「知らない」という声も多く聞かれました。
経済県都“郡山市”の新たなかじ取り役は?
新人4人が戦う郡山市長選は20日投票、即日開票されます。
(04/18 18:48 福島中央テレビ)
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