■「香りが華やかでフルーティー」鍾乳洞にずらりと並ぶワイン瓶やウイスキー樽…そのワケは? 福島・田村(福島県)
福島県田村市の観光名所「あぶくま洞」は、鍾乳洞であることから洞内の温度が年間を通して15℃前後に保たれています。その特徴を生かし、「あぶくま洞」ではあることに力を入れています。
田村市にある「あぶくま洞」では、自然が作り出した神秘的な光景を一目見ようと、年間を通じて多くの観光客が訪れます。
その「あぶくま洞」。福島県内屈指の観光地でもありますが、実は、あることをするにも適した場所なんです。それが、ワインの貯蔵。年間を通じて気温は15℃ほどで、湿度もほぼ一定に保たれています。そのため長時間、お酒を寝かせるのにピッタリなんです。約30年前にワインの貯蔵をはじめ、今も、洞内には約1400本のワインが眠っています。
ワインの貯蔵に加えて、今、取り組んでいるのが、ウイスキーです。
「観光資源を生かしたウイスキーを作りで地域を盛り上げたい」という思いから、始まったそうです。福島県内の酒を扱う卸売企業と協力しています。
■あぶくま洞 宗形和哉さん
「熟成に赤ワイン樽を使用していますので、香りが華やかでフルーティーな味わいになります」
穏やかな環境で熟成させたウイスキーは、より香りが立ち、深みのある味わいになるんだそう。ウイスキーは、あぶくま洞で販売していて、観光客からも人気です。
あぶくま洞によりますと、鍾乳洞でウイスキーを熟成させるのは日本初の試みだといいます。
■あぶくま洞 宗形和哉さん
「あぶくま洞の中で涼んでいただいて、同じあぶくま洞のなかでゆっくり熟成されたウイスキーを手に取って、あぶくま洞の体験とウイスキーの味わい両方をお客様に楽しんでいただきたい」
(06/03 18:47 福島中央テレビ)
・TOP
Copyright(C)NNN(Nippon News Network)