■2日間で約9000人観戦 新装アリーナで福島ファイヤーボンズがこけら落とし・福島(福島県)
約1年間、改修工事を行っていた郡山市の総合体育館が生まれ変わり4月12日グランドオープンしました。
バスケットボールBリーグの新基準を改修工事で満たすのは全国で初めてです。こけら落としとなる福島ファイヤーボンズの試合には土日の2日間で、9000人以上が駆け付けました。
4月12日。
■河岸修登アナウンサー
「試合開始3時間を切りました宝来屋ボンズアリーナです。開場前なんですが長い列が出来ていまして新設されたペデストリアンデッキを超えて見えなくなるまで列が出来ています。」
道路を挟んで大行列。
5000席近く用意されたチケットは両日ともに完売し、注目の高さが伺えます。
一般列の先頭に並んでいたのは、家族で観戦に来たという郡山市の中学2年生です。
■観戦に来た中学生(13)
Qきょうは何時から来た?
「7時から来ました」
試合開始は午後3時、その8時間前の朝7時には会場に到着していたといい、ポイントガードの佐藤星来選手を応援しているということです。
いよいよグランドオープンです。
生まれ変わったアリーナに次々とお客さんが入り満員に。来場者数4616人とファイヤーボンズの最多記録を大幅に更新しました。
コートやファイヤーボンズのロゴを浮かび上がらせるレーザーやスモークを使った演出も新たに加わり、試合開始に向け会場のボルテージも高まっていきます。
会場に朝7時に来たという中学生は…。
■中学生(13)
「演出もカッコ良くなっていてすごかった」
Qどんな試合期待しますか?
「アルティーリ千葉に大差で勝つような試合」
いよいよ試合開始。宝来屋ボンズアリーナのこけら落としの記念すべき1戦は東地区首位のアルティーリ千葉と対戦しました。
【りそなグループB.LEAGUE2024ー25B2第31節GAME1福島ファイヤーボンズ-アルティーリ千葉】
福島は、心夏さんが応援する佐藤星来選手が、試合を通じて5本のスリーポイントシュートを決め18得点の大活躍。前半を1点リードで終えます。
(福島48-47A千葉)
リードしていたファイヤーボンズですが、3年連続でB2東地区を制したアルティーリ千葉の強力な攻撃を前に、第4クオーター残り5分を切って69対79と10点のリードを許す苦しい展開となりタイムアウトに入ります。
しかしファイヤーボンズの巻き返しはここからでした。
会場を埋め尽くす4600人以上のブースターが一体となります。
そこから火が付いたファイヤーボンズ。笠井、佐藤、ホプキンスと怒涛の8点の連続得点で残り約1分の時点で2点差まで追い上げます。
(福島77-79A千葉)
このまま一気に逆転かとも思われましたが反撃もここまで。千葉の黒川にスリーポイントを許し、これで勝負あり。強豪チームを残り1分のところまで追い詰めましたが勝利とはなりませんでした。
(試合終了 福島79-86A千葉)
■朝7時から並んだ中学生
Qどんなプレーが印象に残りましたか?
「佐藤星来選手のスリーポイント5本です。来シーズンも絶対福島ファイヤーボンズを応援します」
■佐藤星来選手
「いままでもすごい歓声をもらっていたが、きょうはいつも以上に熱い応援だったので自分たちはありがたかった」
■キャプテン林翔太郎選手
「郡山市などたくさんの人の協力のおかげで出来上がったので来シーズンもっともっとチームとして成長したい」
日曜日の試合も敗れ、新アリーナでの初勝利は秋からの新シーズンにお預けとなりましたが2日間で9000人以上が熱戦を見守りました。
宝来屋ボンズアリーナでは今後、学生スポーツのほかバレーボールや大相撲も予定されています。
ついにベールを脱いだ5000人規模の新アリーナ。福島県のスポーツを盛り上げる一役となるのか期待されます。
(04/14 19:27 福島中央テレビ)
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