■備蓄米放出へ「随意契約」県内も次々…米が欠かせない子ども食堂は?・福島(福島県)
5キロ2000円でまもなく店頭に並ぶのでしょうか。
米の価格高騰を受けた備蓄米の放出を巡り、政府は随意契約の申し込みが約70社に上ったと明らかにしました。
備蓄米の販売に向けた動きが活発になっていますが、米が欠かせない施設の関係者も期待を寄せています。
■小泉農水相
「6月の1週目に店頭に並ぶ、そういっためどが見えてきた」
米の価格高騰を受けた備蓄米の放出。
政府は随意契約で直接、小売業者に備蓄米を売り渡すことで、5キロあたり2千円程度で6月初旬にも店頭に並ぶことを想定しています。
流通大手のイオンは約2万トンの備蓄米を調達。
6月初旬にも全国の店舗で順次販売を予定しているとしています。
また、ディスカウントストアの「ドン・キホーテ」の運営会社やホームセンター大手の「カインズ」も備蓄米の随意契約に名乗りを上げています。
■小泉農水相
「米についてやれることは徹底的にやって、まずは熱くなりすぎている米のマーケットを冷やす。マインドを変えて、本当に下がるぞと、本当に下げるぞと、そういう思いでやっている」
県内でも郡山市に本社を置くスーパーのヨークベニマルが随意契約の申請を検討。
また、全国の中小スーパーが加盟する「CGCグループ」もすでに申し込んでいて、グループにはリオン・ドールやマルト、それにフレスコキクチなどのスーパーも入っています。
備蓄米の取り扱いについてはまだ決まってないといいますが、担当者は…
■シジシージャパンの担当者
「今回の備蓄米が、地域に密着したCGCグループのスーパーマーケットを通じて、お困りのお客様にできるだけ行き渡ればという思いから、随意契約による売り渡しに申請しました」
備蓄米の販売に向けた動きが活発になる中、活動に米が欠かせない施設でもある子ども食堂の関係者は…
■ふくしまこども食堂ネットワーク 代表 江川 和弥さん
「2024年から比べると倍の値段で、子ども食堂でも米を提供していて非常に大変。6月上旬から並ぶという政府の発表はすごく歓迎していて。十分、活用しながら夏を乗り切りたい」
米の価格高騰が続く中で、いち早く安い米が店頭に並ぶことが期待されています。
(05/28 18:31 福島中央テレビ)
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