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8月7日に開通する「小名浜道路」…ゴジてれChu!が特別撮影(福島県)



さて、この夏いわき市に新たな道路ができます。それが8月7日に開通する「小名浜道路」です。観光施設が多く集まる小名浜エリアへのアクセス向上が見込まれていて、地域活性化にもつながるとされています。

2か月後の開通に向けて工事は、佳境を迎えています。

♪県いわき建設事務所 櫻澤一朝 主幹 兼 事業部長
記者「(歩きながら)ここはどういった場所になる?」
「こちらは常磐自動車道に新設されましたいわき小名浜インターチェンジで、小名浜道路への入り口となる場所となります」

今年8月7日に開通するいわき市の「小名浜道路」。「ゴジてれChu」は先月、その現場を特別に撮影させてもらいました。「小名浜道路」の長さは8.3キロ。いわき市の山田町から泉町をつなぐ、無料の自動車専用道路です。いわき市の西と東を横断するように作られ、常磐道から小名浜港までの移動をスムーズにします。道路ができることによって所要時間は大幅に短縮されます。常磐道から小名浜港周辺までの所要時間は現在の30分からおよそ13分に短縮する見込みです。

♪県いわき建設事務所 櫻澤一朝主幹 兼 事業部長「物流の円滑化をはじめですね、新たな企業の進出、広域的な観光振興、地域の活性化に貢献することが期待されています」

観光業などにプラスの効果はでるのか?こちらは小名浜港近くにある「いわき・ら・ら・ミュウ」。県内36か所目の道の駅として登録され、ことし9月にリニューアルオープンします。施設の関係者に道路開通について聞くと…

♪魚売り場男性「(所要時間が)15分くらい短縮になるのかな、来やすくはなると思うんでぜひ小名浜道路を活用してら・ら・ミュウに足を運んで欲しいなと思いますけどね」

ただ、その一方で…。

♪魚売り場男性「(小名浜道路が)できたからって集客ができるかどうか心配ですしね」「お客さんの数が増えればいいなとは思っているんですけど、なかなかすぐ短期的にというのはどうなのかなと疑問に思うところはありますね」「イベントだったりとかよりお客さんが集客できるような、目玉になるようなものがあればなぁとは思うんですけど」

道路の開通だけではなく、市内を盛り上げる一体的な取り組みが必要だと言った声も聞かれました。小名浜エリアをめぐってはサッカーJ2の「いわきFC」が新スタジアムの建設候補地を小名浜港の県有地にすると発表。この計画にいわき市も参画し「官民連携」で整備を進めていく方針です。「小名浜道路」の1日あたりの車の通行台数は1万4千台と見込まれていて、県は今後、いわき市や地元の団体などとも協力しながら、小名浜エリアを経済や観光の一大拠点にしていく考えです。


(06/02 18:48 福島中央テレビ)

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