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お城の公園に『羊羹の自販機』いったいナゼ!? 福島・二本松市(福島県)



江戸時代から続く福島県二本松市の老舗菓子店が、創業以来初めてとなるユニークな方法で羊羹の販売を始めました。

福島を訪れた多くの人に、いつでも、名物の羊羹を味わってもらいたいと思いを込めたそうです。その取り組みにChu!モク!。

取材したのは二本松市の玉嶋屋です。江戸時代創業の老舗菓子店です。当時から変わらぬ製法で作られた「羊羹」で知られていますが…中でも 玉羊羹はお土産としても人気です。

そんな玉嶋屋が創業以来初の新たな方法で販売を始めたんだそう。早速取材をお願いしてみると…。

■和田典子 店長
「こちらではなくて、霞ヶ城公園のほうの前にある。大変珍しく思って頂いて、反響はあります大変。」

なぜ、公園に…。そして、めずらしいとは一体どういうことなんでしょうか…?その新たな販売方法とは。

古くは、徳川将軍家にも、献上されたという玉嶋屋のお菓子。老舗というと、対面販売のイメージがありますが…。二本松市内の霞ヶ城公園に行くと確かに自動販売機が…そこでは、さまざまな種類の羊羹が販売されていました。

なぜ、自動販売機での販売を始めたのかというと、それには、ワケがありました。

■玉嶋屋 原田慎也さん
「こちらの売店は、菊人形のシーズンと、桜の花見のシーズンに売店を出させいて頂いていますが、それ以外のシーズンは、ここのお店しまっていますので、昨今の城ブームで訪れるお客様がたくさんいらっしゃいますから、シーズン外でも買って頂けるように設置しました。」

そんなこともあり、自動販売機は3年前に設置。すると…その珍しさに写真を撮る人や、売店が営業しているにも関わらず、わざわざ自動販売機で買い求める人もいるそう。

令和のいま、自動販売機でさまざまなものが買える便利な時代。その一方で、江戸時代から変わらないのは連綿と受け継がれてきた老舗の味です。

■玉嶋屋 原田慎也さん
「今でもうちは薪を炊いて手作りで、練るという古代製法にこだわって作っています。こちら自動販売機とインターネットでの注文も承っておりまして、より多くのお客様に私たちの昔ながらの羊羹のお味を楽しんでいただければと思います。」


(04/22 18:45 福島中央テレビ)

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