■原子炉の中心に近い場所から採取へ 福島第一原発で2回目の燃料デブリ取出しに着手 (福島県)
東京電力は2回目の燃料デブリの取り出しに着手したと発表しました。
福島第一原発には合わせて880トンの燃料デブリがあるとされ、2024年11月に2号機で事故後初めて取り出しが行われました。
2回目の取り出しは同じ装置を使いきょう午前10時3分に装置を格納容器に通じる穴に入れ、取り出しに着手したと発表しました。
前回は着手から1週間程度でおよそ0・7グラム採取していて、今回はより原子炉の中心に近い場所から3グラム以下の採取を試みます。
東京電力は燃料デブリのサンプルを増やすことで廃炉作業に向けた分析に生かす考えです。
前回の取り出しでは作業手順に誤りがあったり、装置のカメラに不具合があり、一時取り出しが中断するトラブルもありました。
このため、東京電力は現場に協力作業員だけでなく社員を配置し、装置を一部改良するなど対策を講じた上で安全第一で取り出しを進めるとしています。
(04/15 11:52 福島中央テレビ)
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