■新人4人が立候補 郡山市長選で32万の市民が新たな市長に求めることは…福島県(福島県)
任期満了に伴う郡山市長選挙が4月13日に告示されました。新人4人が争う選挙戦で市民が新たな市長に求めることを聞きました。
人口は福島県内一のおよそ32万人。東北では、仙台に次いで2番目の経済規模を誇る経済都市、郡山市。
その新たなかじ取り役を選ぶ郡山市長選がきのう13日に告示されました。
3期12年務めた現職の品川市長が不出馬を表明し、20年ぶりに新人同士の戦いとなっています。
■新人・勅使河原 正之候補
「皆さんお願いします。」
■新人・橋 翔候補
「37歳行ってまいります。よろしくお願いします。」
■新人・椎根 健雄候補
「しいね、いいね!力になります」
■新人・大坂佳巨候補
「私大坂佳巨、立候補いたしました」
7日間の舌戦がスタートした郡山市長選で新たな市長に求めることを市民に聞きました。
■生後8か月の娘を連れた30代女性
「子育て世帯なので子供にお金が回るようにしてほしいなと思ってます。今後保育園とかも考えてるので保育園のお金がもっと安くなればいいなと」
まずは「子育て」について。3月に5人目の女の子が誕生した郡山市の伊藤さん家族も。
■母親の睦さん
「もう一歩踏み込んだ支援があれば、子どもが欲しくても経済的に考えてやめちゃう人も多いみたいなのでそういった部分の不安が少しでもなくなればいいのかなとは思いますね」
父親の広行さんは30年以上、郡山市で暮らしているそうですが徐々に若い人が少なくなってきていると感じています。
■父親の広行さん
「高齢化が進んで若い世代が離れていってる状況ではあるので、若い世代が子どもを産みやすい、育てやすい郡山市を作ってもらえればと思います。」
郡山市の人口は2005年をピークに減少傾向にあり、日本全体が抱える人口減少と少子高齢化という課題にも無関心ではいられません。
そして街づくりについても。
公園のリニューアルや新アリーナのオープンなど再開発が進む開成山公園周辺のエリア。
■60代の女性
「すごく満足。綺麗になって最高ですよね」
その一方で…
■60代男性
「逆に駅前は活気が昔と比べると無いような気がしますけど」
■60代男性
「(足りないのは)若い人が駅前とかに店を出しやすい感じ。福島とか須賀川とかはそう、そういう魅力を郡山には感じない」
街の顔とも言える駅前の活気の無さを指摘する声も。
郡山駅前については西口ロータリーなどの混雑も問題視されていて、先週開かれた候補者同士の公開討論会でも議題に挙げられました。
この討論会では郡山市の中心部にある旧豊田浄水場跡地の利活用も議題にあがり、街づくりの今後について各候補の主張に注目が集まっています。
また、こんな切実な声も。
■70代女性
「今すごい物価高でしょう。本当に大変ですよ。米も高いし。いまは一番それだね」
いよいよ始まった郡山市長選。新たなかじ取り役は市民の声にどう応えていくのでしょうか。
■新人・勅使河原 正之候補
「水害に強い街づくりも含めて様々な課題が多くあります郡山には。これを一日も早く解決していかなければならない」
■新人・橋 翔候補
「外に行くよりも郡山の方が魅力的であり、楽しい、うれしい、ハッピー、この部分を訴えていきます」
■新人・椎根 健雄候補
「この郡山市を確実に前進させる、そして経済を発展させる」
■新人・大坂佳巨候補
「新しい経済のルールを作ってどんどん潤滑に世の中を流していくそうしないといけない」
(04/14 19:17 福島中央テレビ)
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