■馬が悲しい事故に巻き込まれ…今週注目のニュース 福島(福島県)
29日までの1週間、県内では事件や事故に関するニュースが多く注目を集めました。いわき市好間町の市道では白骨化した人間の骨が見つかったということです。身元は分かっておらず、40歳以上の男性で、死後2年以上経過しているとみられていますが、いわき中央警察署が情報提供を呼びかけています。今週も様々なニュースがありましたが、注目は相馬野馬追に関するニュースです。
出陣中の馬が列車にはねられ死ぬ。原因は?
ことしも、相双地方は、戦国絵巻さながらの光景に包まれました。相馬地方で1千年以上の歴史を誇る「相馬野馬追」です。夏の猛暑対策のため、去年から「5月開催」に変更となった相馬野馬追。ことしも、時代に合わせた進化を遂げ「未婚の二十歳未満」としてきた女性の参加条件が撤廃されての開催となりました。
■訪れた人は
「女の人が活躍したり、甲冑着たりしているのも見てかっこいいなと思ったので、そこも魅力かなと思います」「男の人たち激しい中で女の人が取るなんて驚きというか、凄いなと思いました」
「人馬一体」とはまさにこのこと。相馬野馬追の文化を大切にする地元の人たちにとって、馬はかけがえのない存在です。ただ、その馬が悲しい事故に巻き込まれてしまいました。今月24日から3日間行われた相馬地方で1千年以上の歴史を誇る「相馬野馬追」。その初日。馬が列車にはねられる痛ましい事故がありました。JR東日本によりますと南相馬市鹿島区にあるJR常磐線の横手踏切で線路内に入った馬と列車が衝突。列車の乗客などにけがはありませんでしたが、馬はその場で死んでしまったということです。相馬野馬追執行委員会事務局によりますと、馬は相馬野馬追に出陣していた馬で線路を通過する際、踏切の音に驚き、騎馬武者をふり落として、線路内に入ったとみられるということです。通常、馬と騎馬武者が街なかを練り歩く「お行列」では、列車の通過のタイミングと馬の進行が重ならないよう、時間の調整をしているそうですが、今年は予定よりも「お行列」の進行が早まり、タイミングが重なってしまったということです。事務局は「このような事故が起きないよう来年以降は改めて祭りのスケジュールを見直す」とコメントしています。
(05/30 18:55 福島中央テレビ)
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