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「今後の糧になる」大阪・関西万博で“福島復興展示” 出展して得たものとは?(福島県)



大阪の夢洲で開催中の大阪・関西万博。
そこで、福島の復興の歩みなどを紹介する展示が開かれました。

最先端のロボット技術などと一緒に福島の酒や食べ物が味わえるブースも展開されました。
その反響はどうだったのか?出展者を取材していきました。

世界158の国と地域が参加する大阪・関西万博。
世界各国から多くの人が訪れにぎわいを見せています。

この大阪・関西万博の会場で開かれたのが、福島の復興の歩みを紹介する経済産業省の「福島復興展示」です。

南相馬市で研究開発が進む「人型重機」に。
温泉旅館の女将たちによるフラダンスのショーまで。
実に様々な、福島の取り組みが紹介されました。

会場ではメヒカリの唐揚げや、酒なども提供され、訪れた人たちは福島の食の魅力にも触れていました。

こちらのブースも、自慢のビールを来場者に飲んでもらいました。

田村市都路町の「ホップジャパン」です。

全国でも珍しい「生ホップ」にこだわったクラフトビールをつくっていて、その香り豊かな味わいが最大の特徴です。

飲んだ人たちからは?

■ビールを飲んだ人は
「すごい飲みやすくて、イメージしているビールと全然、違う香りがして、本当にフルーツティ飲んでるみたいな香りがして、とってもおいしかったです」

会場でも、好評だった「ホップジャパン」のクラフトビール。
5日間の出展を終えた、その手応えを代表の本間さんに聞きました。

■ホップジャパン 代表取締役 本間誠 さん
「最初はあまり、入らないのかなと思っていたんですけど。どんどん人が入って、来るようになって、すごいにぎわいでした。本当にみなさん、口をそろえておいしいと言っていただいて」

大阪・関西万博には、定番のクラフトビールなど10種類を持っていったそうです。
試飲と合わせて販売も行い、うれしいことに、多くの人が買ってくれました。
途中、数が足りなくなり追加したほどです。

■ホップジャパン 代表取締役 本間誠 さん
「予想を超える売り上げで、ほぼ完売という形で…」

営業面での喜びはもちろんですが、何より万博という世界的なイベントで自分たちのクラフトビールを発信できたことが大きな自信につながったと言います。

■ホップジャパン 代表取締役 本間誠 さん
「万博に出展するんですかってみんなに言われて、まず、その場に出展するというだけでも、非常に光栄なことなのかなと思っていますし。実際に現場で、試飲していただいたり、ご購入いただいて、おいしなと言っていただいたことはすごく今後の糧になると思います」

震災後、原発事故の被災地・田村市都路町で、事業を本格化させたホップジャパン。

創業10年目の2025年、万博と言う大舞台を経験して、更なる飛躍を目指します。

(05/28 18:37 福島中央テレビ)

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