■激戦の福島選挙区 当選確実はまだ… 与野党県連幹部の受け止めは?・福島(福島県)
5人が立候補した福島選挙区は、大臣経験もある与党の現職と野党の新人の事実上の一騎打ちの展開になっています。
20日午後9時10分ごろの福島選挙区の最新の開票状況です。開票率は13%です。
森雅子・自民・現 4万6601票
石原洋三郎・立憲・新 3万5820票
大山里幸子・参政・新 2万6434票
遠藤雄大・無所属・新 1756票
越智寛之・N党・新 618票
森さんと石原さん、それぞれの事務所と中継がつながっています。
まずは、自民党の森雅子さんの事務所です。
自民党県連会長の星北斗氏(参議院議員)は「自民党に対する逆風は今の政策、あるいは物価高、コメの値段、様々なことについて、不審、あるいは不安、そういうものがあるというのは感じます。」
「絶対に負けられないということにはいくつか意味があると思いますけど、そのなかでも福島の復興を自民党が責任もってやるんだその先頭に森雅子が立っているんだと言うことをですね、党の幹部が入って示して頂けたと思っています」などと述べました。
そして、森さんとの一騎打ちとなっている石原さんの事務所とも中継がつながっています。
立憲民主党の選対本部長の小熊慎司氏(衆議院議員・県連会長)は「真摯に政治を良くして、皆さんの生活を良くしたいというその基本を貫いてきました。それが最終盤で並ぶ形になったと思います」
「今の停滞した政治を変えていくという意味では、しっかり結果が出ることを待ちたいと思いますけども、まさに福島の誇り、福島の良識の結果が出ることを待っています」などと述べました。
自民に逆風が吹く中での選挙となりましたが、森さんの陣営もここまで接戦になるのは当初、想定外だったとみられます。
これまで参院議員を3期と務め、大臣経験もある森さんは、前回の選挙で44万票余りを獲得し、相手の野党候補に10万票以上の差をつけて当選しています。
今回も友好団体などから支援を受けて戦いましたが、一部岩盤層や無党派層の支持離れもあり、前回とは違う厳しい選挙戦を強いられました。
一方、石原さんは地盤の福島市を足掛かりに全県的な知名度の向上を図ってきました。
野党は今回の選挙でも国民や社民、それに労働組合の連合などで作る5者協議会と呼ばれる枠組みで石原さんを支援しました。
さらに公示直前に共産も石原さんの支援に回ったことで、今回の選挙でも「与党」対「野党」の構図に持ち込み、激しい戦いを繰り広げました。
(07/20 21:57 福島中央テレビ)
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