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救急搬送を担う消防職員を集めた勉強会 福島(福島県)



一刻も早い措置が必要な脳卒中などへの対応力を高めようと、医療機関や消防は、日夜、地道な努力を重ねています。その一端が垣間見える現場に注目しました。

福島市のあづま脳神経外科病院。先日の夜、そこに福島市などの消防職員が集まっていました。そこで始まったのは…。

■ 司会
「それでは早速でございますが、勉強会を始めさせていただきます。」

実は、これは救急搬送を担う消防職員を集めた勉強会でした。

■佐藤 拓 病院長
「当院の救急対応に関しましては、救急を断らないということをずっと続けておりまして。」

初めに、病院が、救急の受け入れ方針を説明。さらに…

■倉部 聡医師
「この患者さんたちをなんとかしてあげることが非常に大事だと考えています。」

病院で取り入れた脳卒中などの新たな治療法が紹介されました。こちらの病院では、救急搬送を担う消防との連携を深めるため、新型コロナで中断はしたものの、こうした勉強会を重ねてきたそう。

■参加者
「1分でも早く治療にたどり着くために、先生方から救急隊員に対して、プラスアルファでこれを聞いてもらえると治療が1分で早くなるような点があれば教えてほしい。」

脳卒中などは専門の病院で一刻も早い措置が必要です。一人でも多くの命を救うため、少しでも後遺症を防ぐため、日夜、地道な努力が続けられているのです。この日も参加者から次々と質問が上がりました。

■参加者
「医師や看護師が救急隊に対して何を求めているのか、どのような情報がほしいのか、そういったものを今回の勉強会を通して知ることができて、(患者受け入れの)病院交渉させて頂く際には、そういった情報をお伝えできればと思っている。」

■佐藤 拓 病院長
「救急の方は、本当に日頃からすごく勉強されていて患者第一に考えているので、救急隊から連絡いただくことに関しては、とても内容もまとまっていますし、情報は極めてよく伝わってきている。救急隊の方が努力されているので、われわれも日々努力しないといけない。逆にそのような関係になっている。」

病院では今後もこうした取り組みを通じ、消防との連携を深めていくということです。


(11/04 18:50 福島中央テレビ)

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