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いわき市長選 清水敏男候補の第一声・福島(福島県)



任期満了に伴ういわき市長選が8月31日告示され、現職と元職、それに新人のあわせて3人が立候補しました。

いわき市長選挙に立候補したのは、届け出順に
■現職の内田広之(53)氏 ■新人の宇佐美登氏(58)■元職の清水敏男氏(62)です。

ここでは、清水候補の第一声を掲載します。

【清水候補の第一声】
私は本当に幸せ者だと思っております。
28歳のときに青雲の志で市議会議員に立候補しようとしたとき多くの方から「気でも狂ってんじゃないの?親戚とか誰か政治家はいるの?」そんなことも聞かれましたけども、開けてみたら48人中2番で当選をさせていただきました。29歳のときです。

そして市議会議員を2期、県議会議員を4期、市長を2期務めさせていただきました。
本当に本当に幸せ者だなと思っております。特に地元の常磐地区の皆様には、過去9回、選挙をご支援いただきました。8勝1敗です。

そして今回の戦いが、私にとりまして記念すべき10回目の選挙となります。
毎回毎回お世話になっているわけであります。昨日の夜から眠れませんでした。どのぐらいの人が集まってくれるのかな、と。あえて今回の第一声は平でなくこの湯本駅前を選ばせていただきました。

やっぱり地元の常磐地区の皆さんが一番の頼りです。
こんなにも多くの皆様にお集まりいただきましたこと、本当に本当に感謝感激です。
また今日は遠くからも多くの後援会の関係の方が来ております。本当に本当にありがたいなと思っております。私、清水は本当に幸せ者。いち市民として4年間、現在の姿勢を見させていただきました。

当初は学力日本一を目指すという文部科学省の官僚ですから私も期待をいたしました。
でも学力日本一がいつの間にか人づくり日本一へと変わってしまいました。
トーンダウンしたんです。また景気は低迷の一途をたどっております。

中心市街地、湯本の駅もそうですけども平の駅、植田の駅、小名浜の中心市街地、シャッターがどんどんどんどん閉まって、街の活力が失われております。

さらには先ほど仙台の市議会議員の佐藤さんもおっしゃっておりましたが、いわき市は仙台市と1位2位を争う工業都市であります。その工業都市であるにもかかわらず、老舗の工場三菱ケミカルが2025年3月に撤退するということを発表いたしました。従業員は290人、関連企業の皆さんのお仕事もなくなるわけでありますので、いわき市としては大きな痛手となります。

また三菱マテリアル等の製錬工場でありますが、こちらも製錬をやめて縮小するとの発表がなされました。雇用の場がなくなると、ここで働く場がなくなりますから人口が減ります。

今いわき市の人口、私の時は東北では仙台市に次いで2番目に多かったんですけども、ここのところ人口減が加速度ついて郡山市についに負けてしまいました。

今は仙台市、郡山市、いわき市の順番に変わったんです。
人口減少は日本全国どこも一緒でありますが、推計値よりもいわき市は加速度ついて人口が減っているんです。どんどんどんどん衰退の一途をたどっている。このままじゃいけない。私はそう思って、今回出馬を決意させていただきました。

じゃあ「清水は何をやるんだ」ということになるわけでありますけども、第1位は、新産業団地を作ります。工業団地です。

「今、工業団地を作って大丈夫なのか」という声もなくはありませんけども大丈夫です。
それはなぜかと言いましたならば、今、双葉郡の復興のために、浪江町に国策として、F-REIという研究機関が建設されております。その研究機関が数年後には完成するんですけども、その研究機関ができると、その研究に関係している民間企業が、近隣に工場を建てるはずです。

でも、今のいわき市の工業団地、空き地はまだありますけども、すべて予約済み、売約済みです。ですから、F-REIができることを見越してそれに関係する企業をいわきに誘致するために、今、工業団地を作らないといけないんです。

そうでないと、みんな双葉郡に工場が行ってしまいます。
インフラの整ったいわき市の方が絶対工場を作るには働く人のためにはいいんです。

工業団地は1年、2年ではできません。最低でも3、4年かかります。
それを今整備することによって、地元の建設業も潤うんです。完成して売れれば固定資産税が入ります。工場建設となれば、また建設業の方の仕事が増えます。そして、工場が建てば雇用の場が増える。いわき市の若者がそこで働く。いわき市以外からも働けば人口が増えます。

そういった積極的な経済をやっていかないと、今いけないんです。新しい工業団地、世界の最先端の工場を、このいわき市に誘致しようではありませんか。最先端の工場誘致が叶えばいわき市は東京とF-REIそして仙台との間に位置しておりますので公共交通のスピード化も必要です。

かつて私はミニ新幹線構想というのをぶち上げましたが、こういったことも国にお願いをすれば夢ではなくなると思っております。

新しい工業団地、世界でも有数な企業をこの地に誘致して、東京、いわき、F-REI、仙台、高速交通網で結ぼうではありませんか。そういった夢を私に託していただきたいと思っております。

今、全国で人口減少が著しいです。
その中で多分、勝ち組と負け組の自治体にこれから分かれていきます。いわき市は負け組にならないよう、積極的な経済発展をすることによって、勝ち組になろうではありませんか。

私が今の市長に一番がっかりしたことが一つあります。それは何かと言いますと、私が市長に就任して、市の経済産業の産業振興部長に経済産業省から役人を呼んできたんです。経産省とのパイプが必要だというふうに感じてそれが3代続きました。いわき市から戻ったその経産省の職員は課長になっております。経産省とのパイプがどんどんどんどん太くなってきた中で、現在の市長は経産省からもう職員派遣はいりませんと言って断ってしまったんです。パイプが切れてしまったんです。経産省からすれば、もういわき市さんいいんですねという話になるわけでありまして、残念で仕方ありません。

いわき市はさっきも言いましたが、工業都市なんです。
国の省庁と一番パイプを太くしなくてはいけないのは経済産業省なのにもかかわらず、彼は文科省から教育長を呼んできたんです。文科省から教育長を自分で呼んでおきながら、いじめ案件が2年隠蔽されてたということがありました。これは重大な案件です。第三者委員会が立ち上がるほどの案件にもかかわらず、教育長が市長に報告してなかったというのは、法律違反になります。しかも、教育長は市長が呼んできた人です。そんなわけはない。聞いていなかったというふうにマスコミに発表したようでありますから、それは違うんじゃないかなと私は思っています。

そんな停滞する市政を何とかもう一度、再び活性化させなくてはいけない。そして活力のあるいわき、明るく元気ないわきを創っていくために、私は立ち上がりました。プロ野球が来ないんですよ、いわき市に。4年間で。あれは誘致しないと来ないんです。あるいは、国のサミットも2回やりました、私の時には。世界水族館会議もありました。映画もありました。ワクワクするようなことがいっぱいあったんです。それは私が営業本部長となって東京に行き、企業に行き、いわき市をどんどんどんどんPRしていったから、そういったものが誘致できたわけでありますので、再び当選をさせていただければ、いわき市のPRの営業本部長となって再びいわき市をワクワクするような街に変えていきます。

それができるのが私、清水だと思っております。
こんなにも多くの皆様にお集まりいただいて、これでいけるかもという自信を持ちました。一週間皆さんと共に戦い続ければ必ず勝てます。勝っていわき市を再び活力ある街にしていきます。お約束させていただきます。

いわき市で生まれこの常磐の湯本第一小学校、湯本第一中学校出身。磐城高校を卒業して10年ほど東京にいましたが、市議会議員、県議会議員、市長、そして嫁ももらいました。

嫁も内郷の出身です。地元です。子どもも湯本一小、湯本一中の出身です。
ここで結婚して、子育てをして、ここで親の介護もして、家族で暮らして、市民の安全安心を守っていけるのは私だけだと思っております。渡り鳥のように選挙の前に突然来る人、あるいは奥さんがこっちにいるのかいないのか分からない人、そうでなくて、地元密着の清水に皆様方の最終最後までのお力をどうぞどうぞお与えいただきますよう、よろしくお願い申し上げます。皆さん、ありがとうございます。よろしくお願いします。

(08/31 18:00 福島中央テレビ)

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