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来年度の税制改正の与党案が決定 「年収の壁」改定の影響は 福島(福島県)



来年度の税制改正の与党案が19日、決定しました。これにより、私たちの暮らしに関わる税の制度が今後、変わることになります。なかでも大きなものがいわゆる「年収の壁」の引き上げです。減税効果で、働く人の手取りが増える見通しですが、代替の財源の当てはついておらず、今後も検討が続く見通しです。

その減税効果で働く人の手取りを増やすとされるいわゆる「年収の壁」の引き上げ。19日、与党税制改正大綱が決まり、所得税がかかり始める年収の水準が現在の160万円から178万円に引き上げられることになりました。1人当たりの税負担はいくら軽くなるのか?第一生命経済研究所の主席エコノミスト・星野卓也さんによる、単身世帯や夫婦共働きなどを想定した試算では、このようになっています。200万円の人で7千円。300万円の人と400万円の人は、それぞれ8千円。500万円の人では2万8千円。そして、600万円の人が1番多く、3万7千円となるということです。減税、そして手取りが増えることになる「年収の壁」の引き上げに街からは?

■教員 20代女性
「手取りが増えることは増えないより全然いいので、一歩としていいことかなと」
■3人の子の父親 会社員 40代
「私が一番食べるけど、子どもたちもたくさん食べるので、少しでも手取りが増えるのは助かる」
■4人の母親 パート 30代
「職場の人が足りない中で制限しながら働くのも大変だし、物価高で大変なので、(年収の)壁を気にせずに働けたら会社も自分も楽」

歓迎する声が聞かれた一方で、こんな声も。

■3人の子の母親 派遣社員 30代
「ありがたいけど、社会保険(130万円の壁)をどうにかして欲しい」

年収が130万円を超えると、社会保険料の支払い負担が増加するいわゆる「社会保険の壁」についても、考えて欲しいという声も聞かれました。物価高で厳しい状況にある中低所得者に配慮したという今回の「年収の壁」の引き上げ。多くの働く人が減税となる一方で、代替となる財源の当てはついていないのが現状です。年収の壁の引き上げによって、税収は6500億円減る見込みです。政府は、歳出改革を行い、不足する分の確保策は引き続き検討し、2027年度の税制改正で結論を得るとしています。


(12/22 19:28 福島中央テレビ)

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