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今週のアクセスランキング 台湾、日本産食品への輸入規制全面撤廃へ 県はいまだ規制のある国・地域に「国と連携図りながら撤廃に取り組む」 福島(福島県)



日本テレビ系列30局は、インターネットの「日テレニュースサイト」でも最新のニュースをお届けしています。4日までの1週間で県内ニュースで最もアクセス数が多かったのは、30日の朝早くに郡山市で起きた死亡事故に関する記事でした。また先週『ゴジてれChu!』の番組内でもお伝えしたいわき市のALSと闘う医師の特集記事も、多く読まれていました。その中でも注目するのはこちら。台湾当局が発表した「輸入規制の撤廃」に関する記事です。県内からも歓迎の声が聞かれました。

原発事故から14年あまり、台湾が全面的に輸入規制を撤廃へ。9月1日、台湾当局が発表したこのニュース。福島第一原発の事故を受けて続けていた日本産食品への輸入規制を完全に撤廃する方針を決めたのです。正式な決定は60日間の意見公募を踏まえ決まりますが。福島や茨城など5つの県に義務付けていた放射性物質の検査報告書と、すべての日本産食品に対する産地証明書の添付が不要になる見通しです。この知らせに、県内の水産業者からは歓迎する声が。

■株式会社おのざき 小野崎幸雄会長
「もともと震災前から台湾のほうへは福島県の物産展とかでずいぶん行ってたんです。これから台湾と取引できれば最高だなと思います。常磐ものを使った離乳食とか煮こごりとかそういった商品が、海外に出してもおかしくない商品がありますので今後そういったものもどんどん拡販していきたいと思っています」

歓迎の一方、世界に目を向けてみると台湾を除き、中国・ロシア・韓国、香港にマカオの5つの国や地域が、今も何らかの輸入規制を継続しています。ほとんどがアジア圏で日本との交流も多いところ。今回の台湾の方針は、こうした国々の規制撤廃の後押しにつながるでしょうか。
県は「国と連携を図りながら、引き続き撤廃に向けて取り組んでいく」としていて、福島の農作物や海の幸の科学的な安全性と魅力の発信をこれからも続けていきたいとしています。

(09/05 19:07 福島中央テレビ)

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