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適切な手続きを取らず寄付金受け取るなど…陸自福島駐屯地の隊員7人を懲戒処分 福島(福島県)



適切な事務手続きを取らずに部外から寄付金を受け取ったり、協賛金を別の経費にあてたりしたなどとして、陸上自衛隊福島駐屯地は、当時所属していた隊員7人を懲戒処分にしたと発表しました。

陸上自衛隊福島駐屯地は、当時、福島駐屯地に所属していた50代の陸将補と40代の1等陸佐に減給1/15(1か月)、また、50代の3等陸佐2人に減給1/30(1か月)の処分をしたと明らかにしました。

福島駐屯地によりますと、4人はそれぞれ、部外から部隊に対する寄付金を適切な事務手続きを取らずに受け取ったとされています。自衛隊では原則、部外からの寄付金は受け取らず、例外として防衛大臣の承認があれば受け取れることになっています。4人はいずれも受け取った寄付金を関係者への土産代にあてていたということです。

また、部外の協力団体から提供された協賛金などの資金を、自衛隊の予算で賄うべき別の事業にあてたとして、2等陸尉2人と40代の3等陸尉1人、合わせて3人を減給1/30(1か月)の処分にしています。

福島駐屯地はそれぞれの具体的な金額などを明らかにしていません。

第44普通科連隊・南利裕数連隊長は「本事案が発生したことは真摯に受け止めております。今後、再び同様の事案が起こることがないように法令順守の教育指導を徹底し、再発防止に万全を期する所存であります」とコメントを出しています。


(07/22 19:46 福島中央テレビ)

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