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「参加する方向で動いている」備蓄米の随意契約ヨークベニマルも申請を検討・福島(福島県)



全国でもお伝えしているコメの話題です。

コメの価格高騰が続く中、政府は随意契約で備蓄米を売り渡し、5キロあたり2000円程度で店頭に並べるとしています。

県内のスーパーも随意契約の申請を検討していて、消費者からも期待の声が聞かれました。
止まらないコメの価格高騰。

全国のスーパーでのコメ5キロあたりの平均価格は「4285円」と前の週から17円値上がりし過去最高を更新。2024年の同じ時期と比べると価格は2倍以上となっていて、家計を直撃しています。

こうした状況に小泉大臣は「小売価格では5キロあたり(税抜き)2000円程度となる水準」と述べています。

今後、放出する備蓄米についてこれまでの競争入札ではなく、随意契約で直接、大手小売業者に販売することを発表。

政府が提示した販売価格、60キロあたり1万1556円で直接、売り渡すことで、店頭では5キロあたり「2160円」程度での販売を想定しています。

対象は年間1万トン以上の取り扱いがある大手の業者で、26日から申請の受け付けが始まっています。

県内からも郡山市に本社を置くスーパーのヨークベニマルが取材に対し「参加する方向で動いている」とコメントしています。

新たな方式での備蓄米放出に街の人からは、期待の声が。

■街の人は(女性・80代)
「うれしいですよ。(今まで)4千円で買っていました。」

■街の人は(女性・40代)
「ちょっと家計的には厳しいかなという感じなので。2千円がギリギリ。それ以上高くなるとちょっと難しい」

一方で…

■街の人は(女性・70代)
「安ければいいという問題ではなくて、これからの農政をどうするかという問題をもっと考えてほしい」

今後、放出される備蓄米は6月初旬にも店頭に並ぶ見込みで、コメの高騰が続く中で注目を集めそうです。

(05/27 18:40 福島中央テレビ)

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