■子どもの水難事故が相次ぐ 欠かせない“大人の監視の目”(福島県)
これから家族みんなで海や川でのレジャーを予定している方もいるのではないでしょうか?
全国各地の海や川で子どもが亡くなる水難事故が相次いでいて悲惨な事故を防ぐポイントを取材しました。
5日神奈川県藤沢市の海水浴場で男子中学生3人が溺れる事故が起きました。
3人はライフセーバーに救助され2人は無事でしたが14歳の男子中学生1人が心肺停止の状態で搬送されその後、死亡が確認されました。
また6日は、長野県松本市の川でも。
仲間3人と川へ飛び込んで遊んでいた15歳の男子高校生が溺れて亡くなりました。
これから迎える本格的な川遊びや海水浴シーズンを前にどんなことに注意すれば良いのか?
■福島海上保安部 交通課 三輪修平 交通課長
「必ず親と一緒にいく、大人も目を離さないことが大事」
子どもが溺れる事故の多くは保護者が近くにいない時に起きていて、男子中学生が亡くなった事故でも「自分たちだけで海水浴に来ていた」と話していたといいます。
悲惨な事故を防ぐためには「大人の監視の目」が欠かせません。
一方、2025年は猛暑の影響もあり、監視の目が届かない海開き前の海で遊ぶ人の姿もみられていて注意を呼びかけています。
■福島海上保安部 交通課 三輪修平 交通課長
「流されるなど危険がいっぱいあるので、必ず海水浴場の開設期間で泳いで欲しい。監視員のいるところでの海水浴をお願いしたい」
また、事前にできる対策としては、ライフジャケットの着用。
そして、仮に、自力で岸まで泳げなくなった場合でも、浮いて救助を待ち周りが安易に近づいて助けにいかないよう、呼びかけています。
■福島海上保安部 交通課 三輪修平 交通課長
「飛び込んで助けに行くのは、その人が溺れる可能性があるので。浮き輪やペットボトルなど浮くものを渡して、救助して欲しい」
県内では12日に楢葉町の岩沢海水浴場で海開きするほか、相馬やいわきの海水浴場では7月19日に海開きが予定されています。
本格的な海水浴シーズンを迎えるなか、命を守る安全対策が求められます。
(07/08 18:39 福島中央テレビ)
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