■“孤立した集落”を空や海から支援する訓練実施 秋田・男鹿市(秋田県)
男鹿半島沖で大地震が発生した想定で孤立集落を空や海から支援する訓練が行われました。避難所の開設も行われ地域住民も万が一への備えを確認しました。
訓練は国の内閣府や県、それに男鹿市などが合同で行ったものです。
男鹿半島沖を震源とする大地震が発生した想定で旧北陽小学校に避難してきた地域住民約80人が避難所の開設にも取り組みました。
集落が孤立した状況を想定し、仮設トイレの設置や簡易のベッドの組み立ても体験しました。
また道路が寸断された場合、避難所に支援物資を届けたり救護する人が駆け付けたりするには、空か海からの移動に限られます。
自衛隊や医療機関のヘリコプターによる輸送訓練も行われました。
県内で初めて災害派遣医療チーム=DMATと精神医療チーム=DPATも合同で訓練に参加。実践的な活動を通して必要な物資や調達方法などを確認しました。
さらに地域住民もより環境の整った別の避難所に移動するためヘリコプターに乗り込みました。
「能登半島地震があったってことで孤立されたところへやってくるってことだったのでそれには興味持ったしぜひ覚えておきたい」
「ある部屋全部使えるような状況であれば避難した人もゆっくり休めるのかな」
鈴木知事も避難所を訪れ、住民の声を聞きながら課題を確認しました。
鈴木知事「空路、海路それぞれの補給ルートをどれだけ確立できるかだと思います。輸送力は格段に落ちますので、避難した人数のボリューム感とそれに対する物資の必要な所要量はケースバイケースでしっかり対応しないといけない」
県は自衛隊や医療機関などと協力して今後も防災力の向上を目指していくことにしています。
(09/23 18:51 秋田放送)
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