■カラスの巣による停電を防ぐ!撤去作業がピーク 年間2,000個から3,000個を撤去 秋田県(秋田県)
去年、停電を防ぐために秋田県内で撤去されたカラスの巣の数は、4月だけで1,741個でした。
我々の生活に欠かせないライフライン・電気を止めることなく、家庭や事業所に届けるため、カラスの巣の撤去が、いま、ピークを迎えています。
秋田市飯島にある高さ12メートルの電柱。
高圧電線が走るすぐ横に、カラスの巣がありました。
17日は、高所作業車に乗り込んだ作業員2人が、専用の工具を使って、カラスの巣を取り除きました。
送配電を行う東北電力ネットワークが行った実験映像では、カラスの巣の材料として使われた木の枝が、電線などに接触して、ショート。
停電の原因の一つとなります。
東北電力ネットワークでは、この時期、パトロールを強化して、年間2,000個から3,000個のカラスの巣を撤去していますが、それでも去年は3件の停電が発生しました。
東北電力ネットワーク 秋田電力センター 松江光太郎さん
「枝が充電部に触れますと、すぐには漏電しないんですけども、徐々に炭化していって、炭化しますと、通電しやすくなりますので、それで停電が発生してしまいます。それで今年1件発生してしまっていますけども」
「工事会社さん含めて、電力業界全体で営巣の除去に取り組んでおります」
県内には約32万本の電柱があり、以前、カラスが巣をつくった場所には、対策として、風車や鳥よけ器具を取り付けていますが、カラスは学習能力が高く、繰り返し巣をつくる個体もいるといいます。
東北電力ネットワークは「電柱にカラスの巣を見つけた場合は、フリーダイヤルなどで連絡してほしい」と呼びかけています。
(04/17 17:24 秋田放送)
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