■金属を幾重にも重ね…杢目金の個展 秋田市(秋田県)
年輪のような模様が特徴の伝統工芸・杢目金の個展が秋田市で開かれています。
独特な曲線で彩られた重箱。金や銀、それに銅を幾重にも重ね合わせた板を加工する伝統工芸、杢目金です。
秋田市のアトリオンではいま、地元の工芸家・林美光さんの個展が開かれています。
県の無形文化財にも指定されている杢目金。林さんはこれまで、丸い形や箱型の作品を多く手掛けてきましたが、近年はより複雑な形の作品に挑戦しているといいます。
こちらは今年できたばかりのペリカンをかたどった香炉です。模様を打ち出した板を細かく貼り合わせるなど随所に職人の技が光る一品です。
工芸家 林美光さん「今までのものを基盤にしてね、それ以上のものをまた、研究してねいくらかでも前に進みたい」
林美光さんの作品40点余りが楽しめるこの個展は秋田市のアトリオンで24日まで開かれています。
(09/20 17:35 秋田放送)
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