■車が踏切内に閉じ込められたらどうする?列車との衝突事故防止のための訓練 JR東日本秋田支社(秋田県)
列車と、車や人の衝突事故を防ごうと、北秋田市で訓練が行われ、参加者は、車が踏切内に閉じ込められた時の対処法などを確認しました。
訓練は、JR東日本秋田支社が開いたもので、JRの職員やバス会社の従業員、それに交通安全協会の会員など、約50人が参加しました。
北秋田市坊沢にあるJR奥羽線の踏切を使って、事故を防ぐための対処法を確認しました。
周りにいる人たちが、踏切内に取り残されている車や人を見つけた際は、列車を止めるため、迷わず非常ボタンを押すことが大切です。
運転する車が踏切内に閉じ込められた場合の対応法も学びました。
万が一、踏切内に取り残されたとしても、車が動くのであれば、慌てる必要はありません。
そのままゆっくり前へ進めば、遮断機は簡単に押し上げることができ、脱出することができます。
参加者
「やっぱり慌てないこと。それが一番じゃないかなと思いますね」
「ゆっくりと前に進んで、遮断機がスムーズに上がっていくというのが、きょう初めて分かりましたので、(もしもの時は)そのようにして行動したいなと思っております」
JR東日本 秋田支社 東能代統括センター 長内貴子 副所長
「踏切を渡る際には、一旦、停止をして、必ず左右を確認するということ。無理な横断はしないということを守ってほしいと思います」
県内では、去年6月に、八峰町の踏切で、列車と軽トラックが衝突し、軽トラックを運転していた男性が死亡したほか、今月9日には、横手市の踏切で、列車と軽乗用車が衝突する事故が起きています。
JRは、今後も訓練などを通じて、踏切事故の防止に取り組んでいくことにしています。
(04/16 11:50 秋田放送)
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