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「儲かる農業」の推進へ!秋田県産フルーツを使った菓子と加工品の新ブランド誕生 第一弾の原材料は夏イチゴ(秋田県)



県産フルーツを使用した菓子と加工品の新ブランドが誕生し、11日潟上市でお披露目会が開かれました。

第一弾として選ばれたのは県内で産地形成が進む夏イチゴで、バウムクーヘンやジャムなど4つの商品が販売されています。

県産フルーツを使用した新ブランドとして11日から秋田空港や道の駅てんのうなどで販売が始まったジャムとグミ、バウムクーヘン・焼き菓子の4つの商品。

原材料の第一弾として選ばれたのは「夏イチゴ」の秋田夏響です。

潟上市 鈴木雄大市長
「しっかり食べたあとに酸味が結構ある。イチゴの風味がします。非常においしいと思いますj」

おととしから県内で産地形成に向けた取り組みが進められている「夏イチゴ」。潟上市や鹿角市、羽後町などの生産者とNTT東日本グループが連携しています。

『農業県』を標榜するものの、長年、農業産出額が東北最下位の秋田県。

「儲かる農業」を推し進めるためには付加価値の向上につながる6次産業化。つまり商品開発と販路開拓が欠かせません

産地化の仕掛け人、NTTアグリテクノロジーの中戸川将大さんは、プロジェクトに菓子店や商品開発に強い業者を引き入れ、当初からブランド価値の向上を意識してきました。

NTTアグリテクノロジー中戸川将大さん
「生産者っておいしいものが作れても販売が得意じゃない方が多くて、出口をしっかりしないと農業って持続的にいかない。生食と加工 両方を秋田の方に食べていただいて、秋田の方に愛される商品となって『秋田夏響』を全国に展開していけたらなと思っております」

潟上市 鈴木雄大市長
「潟上市でもナシであれ、これまでもいいものを作ってきたんですけども、やはり販売という部分が弱い。今後販路拡大にするにつれて、栽培農家も増えてきていただければ経営の複合化にもすごく期待できる取り組みじゃないかなと思っています」

今年度は4つの商品あわせて5万個の販売を目標としていて、今後はイチゴ以外の県産フルーツを原材料してラインナップを増やしていきたい考えです。

(04/11 17:52 秋田放送)

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