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風車の羽根落下事故を受け県が設置場所を調査 半径160m以内に多数の人が往来する陸上風車は10か所 秋田県 (秋田県)



先月、秋田市新屋で風車の羽根が落下した事故を受け、県が行った陸上風車の設置場所に関する調査結果が県議会に報告されました。

県内で半径160m以内に、公園や浜辺など不特定多数の人の往来がある発電所は10か所でした。

県は6日開かれた県議会の産業観光委員会で、県内にある陸上風車の設置場所に関する調査結果を報告しました。

先月、秋田市新屋で発生した事故では長さ約40メートルの羽根が折れ、一部が80メートルほど離れた場所に落下しました。

これを受け、県は羽根の長さの4倍=半径160メートル以内の状況について調査を行いました。

9つの市と町にある74の発電所のうち、公園や浜辺など、不特定多数の人の往来がある発電所が10か所、交通量の多い国道や県道がある発電所は18か所でした。

半径160メートル以内に民家がある発電所はありませんでした。

議員からは風車の点検方法に関する質問が出されました。

みらい 三浦英一議員
「風が吹いて回るわけだから風が不可欠なわけですよ。今回なんぼ風強かったっていっても回ってもいないし風で壊れるような風車だったら風車じゃない」
「点検の方法もこれから考えていかないとまた同じような事故があったら大変なことになりますので」


県クリーンエネルギー産業振興課 佐々木功課長
「発電事業者プラスメンテナンス事業者入れてですね、実際の点検方法、工夫した点検方法、そして新しい技術を活用した点検方法、そういった様々な連携をざっくばらんに提案していただいて、みんなで一緒に考えていける会議を来月開催します」

来週水曜には鈴木知事が経済産業省を訪れ、安全基準などの見直しを要望することにしています。

(06/06 18:14 秋田放送)

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