■クマ大量出没のおそれ…「いつでも」「どこでも」「誰でも」クマと遭遇する可能性あり 最高レベルの注意呼びかけ 秋田県(秋田県)
県内でクマの目撃や農作物への被害が相次いでいます。
今後もエサ不足でクマの出没が増えるおそれがあり、県は最高レベルの注意と対策の徹底を呼びかけています。
県のツキノワグマ等情報マップシステム「クマダス」によりますと、23日のクマの目撃件数は午後4時時点で秋田市や潟上市などで17件です。
このうち鹿角市花輪では、21日から23日朝にかけて住宅裏の畑で栽培しているスイカが計6個食べられていたということです。
県内では、小屋に保管されているコメなどを狙ってクマが侵入したり、飼育していたニワトリが襲われたりする食害も連日のように報告されています。
こうした状況を受けて県は、「クマに襲われけがをした人が70人に及んだおととしのような大量出没になるおそれがある。いつでも・どこでも・誰でもクマに会う可能性がある」として最高レベルの注意と、音を立てて人の存在をアピールすること、小屋の扉を開けっぱなしにしないことなど対策の徹底を呼びかけています。
また、今年はクマにとって重要な食料となるブナの実の大凶作が予測されているほか、ミズナラの実なども不作となる可能性が高く、クマのエサ不足が深刻化する恐れがあります。
(07/23 18:01 秋田放送)
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